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読売新聞2011年12月14日夕刊

昨日の読売新聞夕刊の中央、見開き2面の「pop style」というコーナーで、藤子不二雄A先生が特集されていました。「怪物くん」「忍者ハットリくん」「プロゴルファー猿」「笑ゥせぇるすまん」の漫画の紹介や、「映画 怪物くん」の紹介に加え、中村義洋監督との対談も載っていました。お二人の写真が大きく載っていて、手には「映画 怪物くん」の公式本や「怪物くん総集編」も持ってました。先生のサイン入り単行本の読者プレゼントもありました。

内容は、もちろん映画について。キャスティングの話のところでは、大野さんについて、以下のような話をしてました。
藤子先生:僕も最初にドラマの話が来た時は驚いて、怪物くんの子役はどうするんだろうと思ったら、大野君と聞いてさらにびっくり。でも、扮装した姿を見たらぴったりで。原作の怪物くんとは違うけど、生き生きとした新しい怪物くんを作ってくれました。

中村監督:監督として、僕から大野君には何も言ってません。彼にしか分からないというか、彼がやることが一番正解だったりする。

藤子先生:いかにも王子の気品があって、しかもやんちゃ。怒ったり意地悪なこと言ったりしても、全然嫌みがなくて。演技じゃなくて、怪物ランドの王子様になっちゃってる感じがします。

他には、藤子先生は、今まではアニメ化などの場合、シナリオから細かくチェックしてたけど、今回はドラマの時から一切ノーチェックで一観客として楽しんでると。 中村監督は「僕はこれまで原作者ともめたことがないので、今回もめたらどうしようかなと思ってました(笑)」って言ってました。映画で使われた「おれたちゃ怪物三人組よ」は、中村監督の奥さんが歌いだして、監督も思い出したんだとか。奥さんが歌わなかったら、使われてなかったかもしれないですね。

最後に、中村監督が「3月9日にクランクアップした直後に東日本大震災があって、バタバタして本当に内容を忘れちゃいまして。それから編集を始めて、つないだものを最初に見た時、思わず感動しちゃったんです。被災地でいろいろあった人が、見てる間だけでもつらいことを忘れてもらえるような映画になっていればうれしいです。」と。そうなってたらいいですね。

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