HMVの通販で頼んでいたアジポップ(こう略すらしい)が昨日届いてました。ちょうど冊子の中央が見開きで大野さんと櫻井さんが1ページずつ載ってました。櫻井さんのページは「神様のカルテ」関連。7月25日のジャパンプレミアと公開初日舞台挨拶の模様が写真つきで載ってました。大野さんのページは「梅沢壮一が語る大野智の”怪物くん”」ということで、怪物くんの特殊メイクを担当した梅沢さんのインタビューでした。
【どのように造形を考えていかれたのですか?】
・基本的には大野君の顔の印象はなるべく残そうということだったんですけど、大野君が演じているというのはご覧になっている方誰もが分かっていることなので、ストーリーとは関係ないですけど”役者としてここまでやるか”という部分があっても面白いのではないかと個人的には考えました。ファンの方々には賛否両論あるかと思いますけど(笑)
・彼の顔の上にパソコンで絵を描いてゆくんです。なので、目、鼻、口の位置とか顎のラインは変わらない。変えるのは、鼻から上、額、目周り、それと耳だけにしようというのは最初から決めてました。
【最初に特殊メイクされた顔を見て、大野さんはどんな反応でしたか?】
・”僕って分からないけど大丈夫なの?と思った”って、後から言ってましたね(笑)。
【初めて大野さんの”怪物くん”を目にしたときの感想は?】
・初めて見たのは、人間界の怪物くんで、ポスター撮りの時だったんです。制作期間があまりなくて、テストメイクとかもできなかったのでいきなりだったんですけど、構えらの前で写真撮られている大野君を見たときは、ああ”怪物くん”になったなと思って、本当に嬉しかったですね(笑)。
【大野さんの型を取った時の印象は?】
・大野君の耳すごくちっちゃくて薄いんです(笑)。型を取ってみて改めて感じたんですけど、それで耳を大きくすると不思議と子供っぽく見える。さらにあのキャップを被ると普段の大野君じゃなくなる。まさに”怪物くん”(笑)
【耳一つで人間離れした雰囲気になるというのは凄いですね?】
・それは大野君の凄さでしょうね。基本的には”怪物くん”は大野君のものですよね。僕らはルックスを作るだけで、あの雰囲気と”寅さん”チックなキャラ・・・そばにいると面倒くさい奴だけれど愛情に溢れている純な子・・・あれはもう大野君の芝居意外の何ものでもないでしょう。
【大野さんはオンとオフの切り替えが凄いと評判ですが、あの耳を付けた瞬間、オンになるのではないですか?】
・でも、メイクしている時はまだだらーとしてるんですよ(笑)。カメラが回った時ですね、オンになるのは。その切り替えは凄いと現場で見ていても思いました。本人はあまり感情の起伏がある人ではないというか、はっきり見せない人ですけれど、こちらに見えないところで頭の中で作っているんでしょうね。
【大野さん自身も絵を描いたりフィギュアを作ったりしていますから、梅沢さんのお仕事には興味を持たれたのではないですか?】
・そうですね。置いてあるものを端から材料は何かとか、どこで買えるのかとか、熱心に聞いてきましたね。彼も絵を描いていて、会うとどこまで進んだとか話をして・・・写メで段階を見せてくれましたけど、凄く上手いです(笑)
・子供の”怪物くん”みたいな絵(笑)。顔は白人のちっちゃな男の子で、恰好は”怪物くん”。完璧なオリジナルでしょう。大野君は本当に仕事のしやすい人で、逆に気を遣ってもらっている感じでした。特殊メイクって、顔に異物を貼るので心地よいものではないんです。朝早目に入って一日芝居しなくてはいけないわけで、鬱陶しいはずなんです。でも、まったくイヤな顔一つすることなく・・・ほんとうに楽しい現場でしたね。
ということで、この間の西田さんとはまた違った視点からのインタビューで興味深かったです。端折ったけど、耳を大野さんにあげた話とかもしてました。怪物ランドでの造形・・・本当だったらもうちょっと大野さんっぽい予定だったんですね。そういうのでもちょっと見たかったな~。デザインもパソコンに写真表示して、上から描いて行くっていうのが面白い。そういえば、美容院で髪型とか決めるのに自分の写真表示して髪の毛変えてみるとか雑誌で見たことあるけど、似た感じ?
ポスターというか、グラビアを見た時に、「いけるじゃん!」ってそれまでの不安が吹き飛んだもんね。梅沢さんもポスター撮りで見て、「よっしゃ!」って感じだったのかな~。ほんとに見るまでは一体どんなのになるのやら・・・って感じだったもんなぁ。こんなに成長した「怪物くん」、梅沢さん、西田さん、大野さんはもちろん、共演の人とかスタッフさんとか、めぐりあわせが良かったんだろうなぁ。SPドラマと映画も楽しみ🎵