梅田芸術劇場メインホールでの寺田瀧雄没後20年メモリアルコンサート「All His Dreams "愛"」を観に行ってきました。娘はこのあたりにはあまり興味が無いということで、今回は妹と2人。
大阪は6/26の17:00と6/27の12:00、17:00の3回。6/26はALL Ver.、6/27は12:00が植田Ver.(植田紳爾演作品)、17:00が柴田Ver.(柴田侑宏演出作品)となってました。1幕は共通で、2幕が植田Ver.、柴田Ver.、ALL Ver.で異なっているようです。
1幕は共通とはいえ、回によって出演者が異なるので、いらっしゃらない方が歌う予定の曲は抜けることになります。2幕にしても、今日の植田Ver.に出演してる方々と例えば7/2の東京の植田Ver.に出演してる方々は異なるので、両方観たらひととおりの曲が聴けるのかもしれませんね。
プログラムには全公演のべのセットリストが掲載されているので、「あれも聴きたかったなぁ」って思う曲がいろいろありました。
でも私のいちばんの目的は安奈淳さんなので、お元気そうな姿を拝見できて、素晴らしい歌声が聴けて嬉しかったです。
「愛の宝石」(ラ・ラ・ファンタシーク)はもう安奈さん自身の曲という気すらする曲。ほんと素晴らしい。何と言うか、歌い出すと会場全体の雰囲気が変わる感じがしました。歌のオーラがすごかったなぁ。
2幕で「ベルサイユのばら」から「愛あればこそ」を榛名由梨さん、安奈淳さん、汀夏子さん、鳳欄さんの4人で歌ってくれて、もう頭の中が「ヤバイヤバイヤバイ」でいっぱいになってしまいました。「ベルばら」は何度も公演されているけど、この4人はやっぱり特別。私は残念ながらリアルタイムでは観れてないのですけど、LPレコードを聴きまくっていたので、私にとっての「ベルばら」はこの4人が原点なんですよね。
4人でのトークもあったのですけど、トークはいつもながら楽しい~😀 いろんなお話ずっと聞いていたくなります。
「風と共に去りぬ」から安奈さんの「真紅に燃えて」も聴けたの嬉しかったー。「風と共に去りぬ」も私は1978年花組公演(安奈さんがスカーレット)がベースなので、そのときの曲が好きなんですよね。一番最近では2013年の宙組公演を観たけど曲目が違って「前の曲聴きたかったなぁ」って思ってたのでした。
終盤で安奈淳さんと剣幸さん、杜けあきさんで歌った「愛!」(ポップ・ニュース)も素敵だったー。途中ダンサーさんも出てきて、見応え、聴き応えありました。3人がお互い目線送ったりする感じも良かったです。
あと、欲を言えば「僕は君」を杜けあきさんが1人で歌ってたのだけど、せっかく鳳欄さんと安奈淳さんがいらっしゃるから、お2人の歌で聴きたかったなぁと。「アマール・アマール」(ノバ・ボサ・ノバ)、「夢人」(ザ・レビュー)も安奈さんで聴きたかったなぁと思いました。
特に「ザ・レビュー」は私の初宝塚作品で、安奈さんの「夢人」はシングルレコードも持ってるし、実況録音LPもよく聴いていたので思い入れあるんですよね。
個人的には榛名さん、安奈さん、汀さん、鳳さんの歌が生で聴けるというだけでも感動だけど、安奈さんの歌が素晴らしいのはさっきも書いたけども、榛名さんや鳳さんも以前聴いた時より声がよく出ててパワーアップしてるなぁって思いました。汀さんはもう「ザ・汀さん」という感じで、遠目には宝塚当時のままの雰囲気。歌はちょっと汀節が強くて好みの分かれるところかなと思いましたけども😓。
あと、中山秀征さんの奥様の白城あやかさんの美しいこと‼ 洋装も和装もしっとりした大人の雰囲気とかわいらしさがあって、上品で美しかったです。
このコンサート、BD/DVDとか出ないのかなぁ。出演者も曲目も豪華だし、何度でも観たいし聴きたいなぁと思いました。
【今回の出演者】
榛名由梨
鳳欄
汀夏子
安奈淳
白城あやか
月影瞳
朝海ひかる
瀬戸内美八
高汐巴
剣幸
杜けあき
寿ひずる
轟悠
(コーラス)
出雲綾
羽純るい
久路あかり
(コーラス&ダンス)
牧勢海
舞城のどか
桜一花
彩海早矢
鶴美舞夕
妃白ゆあ