梅田芸術劇場へ、ミュージカル「レディ・べス」を観に行ってきました。 10/8~11/18に帝国劇場で上演されて、梅田は11/28~12/10の上演となっています。メインのキャストがダブルキャストになっているのですが、今回は娘が加藤和樹さんを観るための観劇なので、”加藤さんが出演する回&娘が行ける日”ということでチケットを確保しました。
ストーリーはイギリスのエリザベス1世が生まれる少し前から女王として即位するところまでを描いてます。途中、これがどうやって女王になるという展開になるんだろう?と思いながら見てました。 姉の女王メアリやその部下によってロンドン塔に幽閉されたりもしてたので。どこまでが事実で、どこがフィクションなのかははっきりはわからないですけど、吟遊詩人との出会い、恋愛を絡めてあって、この吟遊詩人、ロビン・ブレイクが加藤和樹さんでした。 べス(エリザベス)は花總まりさんと平野綾さんのWキャストですが、この回は平野さんでした。べスの教育係に涼風真世さん、家庭教師に山口祐一郎さんということで、私はどちらかというとこちらの方が馴染みがあるかな。 で、観ていて、「あ、この人歌上手いなぁ」と歌うたびに思ったのが、べスの亡くなった母親、アン・ブーリン役の和音美桜さん。澄んだ伸びのある声で歌の上手さが目立ってたように思います😊。
ストーリーについての感想は、「全てフェリペ皇太子のおかげだな」という感じ。この人が上手いところに、上手いこと現れて、上手いことやってくれたおかげでべスも死刑にならずに済んだし、ロビンたちが捕まったのも解放されたし、結果、べスが女王にもなれたというところ。フェリペさまさまです。そういう意味では、ちょっと展開が強引かなという気もしました。 あと、山口祐一郎さん演じる家庭教師のアスカムが、冒頭からところどころでストーリーの背景を歌で説明してくれてました。
プログラムにチューダー朝の系図が載っていたり、解説があったりもしたので、ちょっと世界史のお勉強をしている気分も。私、全然知らないから・・・。で、読んでたら、エリザベス1世って在位45年となっていて、あのベスが女王になって、そんなに長く続いたんだなぁとちょっと感慨深かったです。
開演前に、オケの音出しで「Over the Rainbow」のさわりを演奏していたのですが、それを聴いた娘は、「あ、『魔王』の曲!」と。彼女がこの曲を認識したのはドラマ「魔王」が最初だったので、そういう印象なのだそうです。確かに私も成瀬さんを思い出しますが、どちらかというと、RAINBOWのコンサートの印象が強いかな。この曲が流れてコンサートが始まるというイメージ。
もう1つ、嵐つながりで言うと、アン・ブーリン役の和音美桜さんは、嵐の櫻井さん、松本さん、大野さんが出演した「ウエストサイドストーリー」で、ヒロインのマリア役をされてた方なんですよね。そこでちょっとテンション上がってました😀。
今回の主なキャストは以下の通りです。(カッコ内はWキャストの方)
レディ・べス: 平野綾 (花總まり)
ロビン・ブレイク(吟遊詩人): 加藤和樹 (山崎育三郎)
メアリー・チューダー(英国女王): 吉沢梨絵 (未来優希)
フェリペ(スペイン皇太子): 古川雄大 (平方元基)
アン・ブーリン(ベスの母親): 和音美桜
シモン・カナール(スペイン大使): 吉野圭吾
スティーブン・ガーディナー(メアリー女王の大法官): 石川禅
キャット・アシュリー(ベスの教育係): 涼風真世
ロジャー・アスカム(ベスの家庭教師): 山口祐一郎