まだまだ先々週分・・・。6/24発売の芸術新潮です。
★芸術新潮
◎目次(p3)
大野さんの写真が載ってました。目次ページにしては大き目かな。本編にはない写真で、爽やかだな~。
◎映画『忍びの国』公開記念特別対談 大野智×黒澤和子(p126)
大野さんと衣裳デザインを手がけた黒澤和子さんの対談やグラビアなど10ページ。大野さんはグレーのVネックにグレーのパンツ、白いジャケットで、水色の背景もあって爽やかな感じ。撮影は梅佳代さんです。
黒澤さんが現場での大野さんの様子について、 「あまり何もおっしゃらずに、ただ素直にそこにいらっしゃるという印象で、とても無門らしかったです。」と。
今回の衣裳については、”あまり着替えない方がいい”、”ある程度忍者らしい”、”薄っぺらに見えない素材感”などの要件を考慮してできあがっていったそうです。映画には”陰影の美”が大切ということで、 「ある程度ぼこぼこした、凹凸のある記事のほうが、アップになった時、映えるんです。」と。あと、今回は抑え目の色合いになってますが、 大野さんの好みにも合ってたとか。 黒澤さんによると、 「ご自身が嫌いな色を身につけていると、落ち着かなくて演技しにくいと思うんですよね。監督の意図や時代考証とはまた別に、衣裳を担当する私たちが気を付けなければならない点です。」と。俳優さんの好きな色というのは、今まで出演した作品などを見てると自然にわかるらしいです。 そこまで考慮されてるというのはちょっとビックリでした。 映画の衣裳について、「独り歩きしちゃいけないものなんですよ。『どんなの着てたっけ?』って言われるほうが映画としては成功だし、むしろ嬉しいんです。私たちは、あくまで黒子なので。」と。そういうもんなんですね。観客に意識させないくらい、自然に溶け込むのが成功ということなのかな。
見た目だけでなく、 「動きやすくて、すごく着心地が良いのにも驚きました。」(大野)と。
p132~133は黒澤さんの衣裳イラストと、実際の映画の写真が載ってました。これがこうなったのね、というのがなかなか興味深かったです。