6/28の大野さんのラジオ「Arashi Discovery」で、「世界一難しい恋」の鮫島零治のセリフの言い方の話をしていました。
「C'est le ton qui fait la chanson.」
さぁっ!
今のはなんでしょう?
今日はですね、英語ではないんです、今の。
フランス語ですよ!
「C'est le ton qui fait la chanson.」
ねぇ。
これはフランス語のことわざで。
日本語に訳すと、「メロディーが歌を作る」となりますが。
え、中身より言い方が大切である、という意味で使われるそうですよ。
例えばね、何かを人にお願いする時とかに・・・
え~、明るく「これやっといて♪」って言うか、
暗~く、「これやっといて」って言うかでねぇ、伝わり方違いますよね、確かに。
えぇ・・・
そういうことの意味だそうです。
確かにそうだよね!
ま、お芝居とかでもねぇ、言い方ひとつで、その人の役・・・が変わるっつうかね。
う~ん。
ま、こないだまでね、ドラマやってましたけどぉ・・・
鮫島零治っていう社長役だったんですけどねぇ。
まぁね、僕のセリフはねぇ・・・
鮫島零治くんのセリフってね、すっごいことゆってんのよ。
すっふふ(笑)
最低な事ばっかゆってんの。
でも!
それを!
言い方ひとつで、どうね、最低に聞こえないように言うかとかさぁ。
だって、すごいセリフあったよ。
「神奈川県から出ていけ」
えっへへもうさぁははは(笑)
頭おかしいよねぇ。
う~ん。
これをねぇ、ボソボソってゆったらもう・・・
何てひどい奴なんだ、ってより思うもん。
「神奈川県から出てけよ・・・」(低い声)
ってこうやって言われたら、もう終わっちゃうよね。
うわっ、つらっ・・・ひっどい人、だけどぉ。
声をはって言うとねぇ、笑えちゃったりすんだよね。
面白いなぁと思いますよね。
だからねぇ、そう・・・
前やってた鮫島零治はねぇ、暗~く基本言わないようにしてた。
そうすると、どんどんやな奴になって、暗く・・・暗い奴になってちゃうからぁ。
基本はねぇ、あの~何か言われても、ポジティブな言い方をね、するよう心掛けてましたけどねぇ。
う~ん。
いやまぁ確かに。
僕ね、一回舞台でもあったんだよねぇ。
外国の演出の方でね。
何か、外国の人は全部あの、何だ、感情的になって、声を大声で言うじゃない。
んわあああああわぁー!
って。
でも面白いのがさぁ。
よく日本語ではさぁ、ボソっと言う怖さってあるじゃん。
そういうのでねぇ、ちょっと演出家とねぇ・・・
日本ではこういう言い方をした方が、逆に怖かったりするっていうのをねぇ・・・
意見交換したの覚えてる。
偉いじゃん。
意見交換とかしてたんだ、昔。
偉い!
今何もしない。
はい、はい、はい、は~い。
んはははっはは(笑)
基本!
んははは(笑)
えぇ。
これからね、ま、映画もありますし。
映画ではどんなねぇ、逆にセリフ回しをしていくのかねぇ。
まぁ、これからですけど、楽しみですね。
はい!
以上、大野智でした。
低音の「神奈川県からでてけよ」も素敵だわ~。零治のセリフの言い方、いろいろ考えてたんですね。「神奈川県~」は声はっても大概ひどいセリフでしたけどねぇ。でもマジじゃなくて、何か口下手な人がわーっと言われて、パニクって言い返したという感じの言い方に思えました。今は意見交換しないと言うけど、疑問に思ったらちゃんと言ってるもんね。基本は監督さんの思いを実現するというスタンスだから「はい、はい、は~い」になるんだろうけど。 今度の映画は、中村監督が何年も前からやろうとしてきたものだし、主演を大野さんでというのも「怪物くん」当時から思ってくれてたということだし、どんな無門ができあがっていくのか楽しみです。声のトーンとかもどういう感じになるのかな。原作読んだ限りは、そんなにシリアスな感じではないけどねぇ? キャラ的には。