梅田芸術劇場へ、ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を観に行ってきました。 妹に誘われてたやつで日にちぐらいしか把握してなかったので、前日まで「作品何だっけ~?」「誰出るんだっけ~?」状態でした。 私は初見なんですけど、日本での初演は2006年で、何度か上演されてるようです。
ストーリーはトランシルヴァニア地方が舞台の、吸血鬼モノです。 教授と助手がここの宿に泊まることになって、助手がここの娘サラに一目ぼれ。娘は城の伯爵(ヴァンパイア)に誘惑されて城へ。教授と助手が救いに行って・・・というような感じなのですが、途中いまいち進行しないし、最後もえ?そうなの? え?これで終わり?って感じで、私的には何かあまり入り込めないストーリーだったなぁ。
1幕終わってすぐ私と妹はロビーに出たのですが、幕間にステージの吹雪を掃除しつつのコント(?)があったようです。中から笑い声が聴こえてました。
2幕始まってすぐの曲は、「あ、これ何か知ってる」 「このミュージカルの曲だったの?」「いや、昔聴いた洋楽の曲だ」「何だっけ?」と気になる気になる。思い出せそうで思い出せない。というわけで、その後しばらく、何だっけ?と考えてました。ここで歌ってたのは日本語だけど、私が知ってる方の曲のサビの「Total Eclipse of the Heart」をやっとこさ思い出して、帰宅してから調べたら、Bonnie Tylerの「Total Eclipse of the Heart」でした。映像見たら、そうそう、昔MTVでよく見たわ~とスッキリしました。
フィナーレでは、映画「ストリート・オブ・ファイヤー」の主題歌「Tonight is what it means to be young」 (←ドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌「今夜はエンジェル」はこれのカバー)が使われていて、テンションあがりました。私、この曲大好きで、よくカラオケでも歌ってたので♪ 観客も一緒にダンスをするという企画もあって、簡単な振りを教えてくれて、みんな立って一緒に踊りました。いや~楽しかったです。
ミュージカルだから、歌は迫力あるし、踊ってるし、私的にはこのフィナーレが一番良かったです。(っていうか、ストーリー無しで、歌とダンスだけでもいいくらい・・・。)
サラ役の神田沙也加さん、声がきれいだったな~。伯爵役の山口祐一郎さんの声は圧巻でした。 歌い方にすごく特徴あるなぁ(出だししゃくる感じ+裏声っぽくなる歌い方が多い)と思うけど、ロングトーンが長い長い! 声量半端ないし。 そういえば、私が初めて劇団四季を観たのは、この方の「ジーザス・クライスト=スーパースター」でした。当時、イアン・ギラン版の歌を聴いていたのですが、日本版でも結構歌える人がいるんだなぁと思った記憶。(恐ろしいことに30年以上前です・・・) 30年経ってもこれだけ声が出るっていうのがすごいなぁと思いました。
あと、アクロバティックなダンスもすごかった! 側宙とかドリルみたいなスピンとか、逆立ちで踊るとか、激しかったです。 うん、ストーリーはともかく、歌とダンスは良かったし、そこは楽しめました。
そうそう、今回は珍しくグッズを買ってしまいました。普段はプログラム買うぐらいなんだけど、コウモリのストラップが可愛かったのでつい・・・。
今回の主なキャストは以下の通りです。(サラ、アルフレート、レベッカ、ヴァンパイア・ダンサーはWキャスト)
クロロック伯爵: 山口祐一郎
サラ: 神田沙也加
アルフレート: 良知真次
マグダ: ソニン
シャガール: コング桑田
レベッカ: 阿知波悟美
ベルベルト: 上口耕平
クコール: 駒田一
アプロンシウス教授: 石川禅
ヴァンパイア・ダンサー: 新上裕也