昨日、宝塚大劇場の宙組公演「風と共に去りぬ」を観てきました。
私が宝塚の「風と共に去りぬ」を観るのは1978年花組(安奈淳=スカーレット)、1994年月組(レット・バトラー=天海祐希)に続き3回目。これも「ベルばら」同様息の長い作品ですね。
スカーレット役は2人いて、片方はスカーレットの心を表しています。この演出は90年代以降のものかと思ってたのですが、公演プログラムに「これまでの主な配役」という表が載っていて、それを見ると1977年の初演もこのパターンだったみたいで。表を見た感じだと、スカーレットが主役になる場合は2人目がいないのかなと思いました。初演は榛名由梨さんがレット・バトラーだったのですが、トップスターが髭を付けると話題になってたのを覚えています。
今回は、トップスターの凰稀かなめさんがレット・バトラー役ですが、とってもスマートでカッコいいレットでした。ちょっとレットにしては線が細いかなという気はしましたが。この人はとってもシャープで美しい感じのトップスターさんだと思っていて、今は特別誰のファンというのはないけど、結構気に入ってます。
「明日になれば」とか「愛のフェニックス」とかの曲が聴けてとっても懐かしかったです。私は1978年バージョンが曲が強く印象に残っていて、その時に歌っていた「ミモザの花咲く頃」とか「ファニー・ガール」が好きなので、今回は(たぶん、前回も)無くてちょっと残念でした。確か、「アトランタ、アトランタ、ランランララララー♪」とかいう曲もあったと思うんだけど、それも無かったな~。逆に、「君はマグノリアの花の如く」という曲は、1978年バージョンには無かったような気がします。
主役はもちろんレット・バトラーなんだけど、どうしてもスカーレットが主役に見えてしまいます。話の中心にいるのはスカーレットという感じだし、動きも派手だしねぇ。かなめさん、スカーレット編でもハマったような気がするなぁ。
いつも、ミュージカルとか見ると、嵐の大野さんに置き換えて観てしまうことが多いんだけど、さすがにレット・バトラーに大野さんとは思わなかったなぁ。でも、アシュレだと想像できる感じ。
あと、大劇場内のロビーにデビルニノの大きな看板が飾ってあって、その横に、バックが同じ赤で出演者の写真が飾ってあったので、妙に両方が同化していて、まるでデビルニノが主役のようでした。公演パンフにもデビルニノがいるな~と思ったら、グリコは宝塚歌劇のスポンサーなんですね。
主なキャストは以下の通り
レット・バトラー: 凰稀かなめ
スカーレット: 朝夏まなと※
スカーレットII: 純矢ちとせ※
アシュレ: 悠未ひろ※
ルネ: 七海ひろき※
メイベル: 伶美うらら※
メラニー: 実咲凛音
ベル・ワットリング: 緒月遠麻
マミー: 汝鳥伶
ミード博士: 寿つかさ
ミード夫人: 鈴奈沙也
ジョージ: 蓮水ゆうや
※は9/27~10/11、10/28~11/4のキャストで、10/12~10/27は、※内で入れ替わってます。