今日は宝塚大劇場へ「ベルばら」を観に行ってきました。「ベルばら」は外伝とかも含めて過去10回くらい観てますが、どうも「ベルばら」と聴くと観に行きたくなってしまうんですよね。漫画はもちろん、曲も大好きで。漫画のファンになって、宝塚の実況録音盤LPを聴いて宝塚のファンになったので、残念ながら初演は生で観てないんですけども・・・。初めて劇場で観たのは、1991年の涼風真世さんと天海祐希さんの時でした。
で、今日の「ベルばら」は「オスカルとアンドレ編」。初演の時とは随分演出とか脚本が変わってるんですよね。これにはアントワネットは出てきません。前はアントワネットとか、ポリニャック夫人、ジャンヌも出てきて、オスカルがドレスを着るシーンとかもあったと思うんだけど、これにはそこらへんは一切ありません。宮廷の中のシーンというのがほとんど無いので。
アンドレが引き取られてきた子供時代から大人時代へ変わると、既にアンドレは目を怪我した後になっていて、「おぉ~、いきなりここまで飛ぶか~」と思いました。 既にこのバージョンも観てるのもしれないけど、自分の印象に残ってるのはやっぱりLPを聴き倒した70年代バージョンなので。 衛兵隊でのことが割とメインになってる感じ。脚本で一番違和感あったのは、「オタク」とか「イケメン」という単語がセリフに出てくること。「ベルばら」ってセリフもちょっと古典的な感じがするから、そういう今時の単語が出てくると、すごく違和感あったし必要ないと思いました。
で、フィナーレでのガラスの馬車のシーン。オスカルとアンドレが天に召されて、ガラスの馬車で2人が歌うというシーンで、このシーン自体は昔からあるんだけど、今回、馬車が宙に浮いたのにウケました~。何かホントに、「ウケた」という表現がピッタリ。最初馬車ごとフライングするのかと思っちゃいました。クレーンで上げてたんだけどね。「ここまで来たかー」と面白かったです。
まぁ、新しいとこもあるけど、昔のままのところもあって、そういうところは懐かしいな~と。曲も初演の頃からある曲はもう身体に染み込んでるから、一緒に歌ってしまいそうな勢いでテンションあがりました。「愛あればこそ」「ばらベルサイユ」「白ばらの人」「心のひとオスカル」「愛の巡礼」「愛の怯え」あたりは中学生の頃に聴きこんでたので。あの頃に覚えた曲って、歌詞も結構覚えてて。今は毎日聴いてる嵐の曲でも、歌詞は全然頭に入ってないのが悲しいなぁ~😢。
今でもたまに宝塚観に行ったりするけど、曲が印象に残るってことが少ない・・・。「ベルばら」とかその後しばらくの演目の曲は好きで今でも歌えたりするんだけどね。洋楽とか歌謡曲でも、70~80年代の曲の方が、心に刺さるから、時代的なものがあるのかなぁ。
かなり余談だけど、幕間に妹が、「アンドレって嵐の松潤っぽくない?」と。 2部が始まって、「確かに、髪型も似てるし、アンドレを松本さんに置き換えても違和感ないなぁ」 「じゃ、オスカルは誰かなぁ~?大野さんかな~」とかぼけーっと考えてました。で、オスカルのシーンを見てたら、何だか”大野さとこ”ちゃんが急に浮かんできちゃって、自分で可笑しくなって、顔が笑っちゃうのを押さえるのが一苦労でした。すごいシリアスなシーンだったんだけどねぇ。髪の色が”さとこちゃん”のウィッグに似てるし、髪型がくるくるしてるし、遠目だし、一度”さとこちゃん”に見え出したら、もうダメ・・・。あのシーンで笑ってるのは私だけだっただろうなぁ・・・。余談ついでに・・・公演プログラムにデビルニノちゃんが1ページいました。
今日の主なキャストは以下の通り。日によってキャストが違う日もあるようです。
オスカル: 龍真咲
アンドレ: 明日海りお
ロザリー: 愛希れいか
ジャルジェ将軍: 汝鳥伶
ジャルジェ夫人: 花瀬みずか
マロン・グラッセ: 憧花ゆりの
ブイエ将軍: 越乃リュウ
アラン・ド・ソワソン: 星条海斗
ベルナール・シャトレ: 美弥るりか
ジェローデル: 珠城りょう
キャスト的には、もう最近は誰が誰だかっていうのは全然わからないんだけど、今日のオスカルは私的には見た目、かなりレベルが高かったように思います。きれいなオスカルでしたねぇ。歌も声がきれいで良かったと思います。アンドレもいいんだけど、オスカルより背が低かったような・・・? そこはやっぱりオスカルよりは背が高い方が良かったかなぁ。