昨日、「三毛猫ホームズの推理」を見てたら、何だかちょっと「魔王」にかぶるなぁって思いました。内容が復讐だったし、過去の事件にからんだ人が次々殺されて・・・という感じで。セリフもちょこちょこ「魔王」を思い出させるようなのがあって。おまけに吉瀬美智子さんまで出てるんだもの~。違った意味で楽しめました。終わった後にJStormの嵐ライブDVDのCMをやってくれたのも嬉しかったな♪ あの赤い衣装のBelieve見るとテンション上がります。ではでは4話の感想など。。。
芹沢さんが当時の現場で動揺してる場面と、それを見てるかのように薄っすら嘲笑を浮かべてるかのような成瀬さんが対照的。石本さんの葬儀には神妙な顔で参列していたけど、帰り際には笑みを浮かべてるし怖いわ。そこ写真撮られてたけどね。撮ったのは池畑さんだよね。で、事務所に戻った成瀬さんを待っていたのは池畑さん。「来た、来たー!」って感じ。池畑さんとのシーンってどれも好きだけど、ここは穏やかな弁護士モードですね。合間に見せる顔はちょっと怖かったけど。しれーっと芹沢家の息子が刑事をやってるって情報流してるしねぇ。事務長さんと話した後の表情にしても笑顔だけど、微妙に変わって行くんだよね。ここでのシーン、穏やかな笑顔とともに、裏が見え隠れするのがたまりません。
池畑さん、芹沢さんとのシーンはとっても嫌な感じが出てていいなぁ。で、芹沢さんが山野に会いに行くわけだけど、山野もいいんだよねぇ。すごく独特な役だけど、決して浮くことなく生きてると思います。
ダンテの「神曲」に出てくる地獄の門の前の成瀬さん。このシーンはいろんな表情で撮ってみたって雑誌で読んだことあります。最初伏し目がちなところから門を見上げるけど、門を見詰めている表情を見てると、芹沢さんだけではなく、成瀬さん自身もそこへ入って行くつもりなんだなと。実際の制作側の意図とかはわからないけど、表情からいろいろ感じられるところが、大野さんのドラマの魅力だなと思います。(どんどん勝手な妄想に走って行っちゃうときもあるけどね・・・)
ガランサスで成瀬さんが空ちゃんに絵本を読んであげてるシーン。読んでる声がいいなぁ。もうずーっと読んでてって思いました。芹沢さんが来ちゃっておしまいになるんだけどね。いわゆる「魔王カフェ」で上から、山野が犯人かどうか空ちゃんにチェックさせるんだけど、このときの成瀬さんはかなり険しい顔。芹沢さんが空ちゃんに詰め寄るところで、空ちゃんが成瀬さんに抱きついて、成瀬さんが「空は嘘をつきません」っていう傍らで、ピースする空ちゃん。ここでも微妙に成瀬さんは笑ってるよね。すっごく薄っすらだけど。で、空ちゃんは山野のこととっても信頼してるのね。きっと空ちゃんと2人の時の山野は優しかったんだろうなぁ。 何か山野も可哀想になってきた・・・。歩道橋を歩く山野の背後のスクリーンに映る目がデーモン小暮閣下の目らしいけど・・・そりゃこれだけじゃなかなか閣下の目ってわからないよねぇ。瞳赤いし。。。でも全身出たらあまりにも目立ち過ぎるし、「目」だけの出演って上手いなぁと思います。
「魔王カフェ」からの帰り道かな、成瀬さんとしおりさんが2人で歩いていて、さっき読んでた絵本「トンネル」の話をしているシーン。しおりさんにトンネルの話をしたのはどうしてかな? 淡々と話を進める成瀬さんにちょっと驚いた表情を浮かべるしおりさんはどう思ったんだろう。 何となくわかるようなもやもやするような・・・と思ってたら、公式サイトに「これは弟を殺した直人が、罪の意識に苛まれて心の平衡を失っていることへの揶揄なのです。 しかし、しおりにとっては、天使の弁護士であるはずの領の言葉とは思えないくらい、毒が強く、心をえぐるような解釈でした。演出意図としても、そのしおりの違和感を視聴者の方々に伝えることを重視して、普段は見せない裏の顔、という意味合いで後姿で話している領の姿を描いたのです。 」と説明がありました。なるほど。。。
川原でハーモニカを手に、過去を思い出しつつ芹沢家に入り込む決意を固める成瀬さん。決意を固めるというよりは、いよいよいくぞという感じかな。復讐の新たなフェーズに突入する感じですね。芹沢栄作と顧問弁護士を引き受ける話をしている時は、弁護士の顔、その後は魔王の顔になってました。池畑も同じ空間にいたけど、そこからの赤い部屋の成瀬さんの様子からすると、次のターゲットは池畑!っていうのがよくわかります。冷たく淡々とね。そこへ池畑から成瀬さんに電話がかかってきて、脅迫まがいのコメント。あぁもう墓穴掘りまくりだ・・・。
リビングのソファで家族3人の写真を見詰める成瀬さんは・・・切ないですね。部屋の無機質感が余計にそう感じさせます。刑事さんたちも「真中友雄」に近づいてきてるし、少しずつ新たな展開を見せてますね。成瀬真紀子も出てきて成瀬さんがお見舞いに来るシーンがラストにありましたし、ここから話がどんどん展開していく雰囲気が漂ってます。(先知ってるから余計にそう思いますよね。)
さっき、「トンネル」がらみで久しぶりに公式サイトに行ったんだけど、改めていいサイトだなぁと・・・。あらすじも結構詳しくシーンの写真入りで載ってるし(大野さん達はいないけど)、プロデューサーの日記がvol.26まであるし、「裏魔王」と題して、アシスタントプロデューサーがいろいろ書いてくれてるコーナーも30タイトルあるし、「鍵のかかった部屋」がこんなだったらもう、めちゃめちゃ嬉しいのにと思います。
→TBS「魔王」公式サイト