先月オープンしたばかりの劇場、SkyシアターMBSへ「カム フロム アウェイ」を娘、妹と観に行きました。JR大阪駅の西口から直結で行くのが楽~。それに西口は結構ガランとしてて空いてたのでそれも楽~。
この劇場が入ってるJPタワー大阪のグランドオープンはまだ先ということで、商業施設などはオープンしてなかったです。劇場のロビーは明るくてきれいでしたが、ちょっと狭いかな。物販に並ぶ人、トイレに並ぶ人、パネルの写真を撮る人、入場する人、移動する人でごちゃついてて、トイレはどこに並ぶんだ!?ってなりました。
座席は見やすかったです。トイレも多めで割と回転が早かった感じ。今回は途中休憩が無かったので、休憩時の感じはどうだかわからないけども。トイレで一番いいなって思ったのは宝塚大劇場かな。並んでもスイスイ進むし並びやすい。
ストーリーは9.11の同時多発テロの裏で、カナダの小さな町、ニューファンドランドで起きた実話を基にしていて、アメリカの空港が閉鎖されたことによって、小さな町に緊急着陸の航空機がいくつも来て、住民の数と同じくらいの乗客が来て、受け入れする側、乗客側、乗務員などのドラマが展開していくという形。
メインキャスト12人で、各場面(航空機内、送迎バス、カフェ、避難先など)でそれぞれの役を演じていて、「彼はこの役」という感じではなく、場面場面で演じてる役が変わるのですが、案外見てても混乱しないのが役者さんのすごいところだなと。自然にその時のシチュエーションでのドラマを受け入れて見られました。
ゲネプロのときだったか、「ミュージカル界のアベンジャーズ」という言葉があったけど、出演者を見て本当にそんな感じだなと。よく知ってる人ばかり。顔ぶれすごいなと思いました。歌も聴きごたえあるし、また声がいい!
結構なスピードで場面が変わって、役者さんの役柄も変わるし、セリフのテンポも速いし、公演プログラムのインタビューによると、すごく細かく位置指定とか動作の指定が決まってるということだし、これが完成してるのすごいなと。
9.11という重い題材ではあるけど、その裏のそれぞれの人間ドラマや温かさのようなものがメインになっていて、時々笑いもあったりして、100分休憩なしのスピード感の中、最後までずっと舞台に引き込まれる感じでした。
今回の主なキャストは以下の通りです。
ダイアン他: 安蘭けい
ニック他: 石川禅
ケビンT他: 浦井健治
ボブ他: 加藤和樹
ジャニス他: 咲妃みゆ
ボニー他: シルビア・グラブ
ケビンJ他:田代万里生
クロード他: 橋本さとし
ビバリー他: 濱田めぐみ
ハンナ他: 森公美子
ビューラ他: 柚希礼音
オズ他: 吉原光夫