オリックス劇場へ日本テレビ開局七十年記念舞台「西遊記」を娘、妹と観に行きました。オリックス劇場はかなり久しぶりだなぁと思ったら、2014年のTM NETWORKのコンサート以来の9年ぶりでした。いまだに「大阪厚生年金会館」の方がしっくり来るんだけども。「西遊記」といえば、堺正章さん主演のTVシリーズが有名だけど、あれは1978年に「日本テレビ開局25年記念番組」として制作されたのだとか。普通にあれを見てたのに、あれから45年て……😱。
キャストが豪華で、主演が片岡愛之助さん、共演が中山美穂さん、松平健さん、小池徹平さん、戸次重幸さん、加藤和樹さんなどなど、良く知ってる名前の方が多数出演されてました。娘が加藤和樹さんのファンということで、私はその関連で観に行くことにしたので、他にどなたが出演されるのかほとんど知らずでしたが、「有名人がいっぱい」という点でも楽しめました。
内容はまぁ「西遊記」なのですが、コメディタッチの作品。ちょくちょく漫才みたいなのがありました。猪八戒、沙悟浄、玉龍で話してるシーンで、台本なしで自由トークの場面があって、かなり下ネタに走ってたけど、あれ大丈夫だったのかしら? 沙悟浄は何故かオネェな口調の役でしたが、いつの間にか違和感なく観てました。
歌は加藤和樹さん、小池徹平さんが聴きやすかったです。松平健さんと中山美穂さんが歌ってるとこでは、中山美穂さんの声が聴こえにくくて、「マイク大丈夫?」ってなりました。アクロバットが多いし、フライングもあって、動きが多い舞台でした。愛之助さんもバク転しててすごいなと。歓声があがってました。あと、映像を上手く使って、映像と演者がリンクしていろんなシーンを実現してました。映像はチープな感じでしたけど、あれはああいう演出なんだろうと思います。釈迦如来は映像でのみ出てくるのだけど、これが藤原紀香さん。紀香さんは終演後に出口のところにご本人がいらしてビックリでしたが、大変綺麗な方でした。
そうそう、演出は堤幸彦さんで、嵐の映画「ピカンチ」や「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」の監督さん。音楽にはGODIEGOの西遊記の曲「モンキーマジック」がアレンジされて使われてたりと、別方面の私の好きなところとつながっててちょっと嬉しかったです。
だいたいおちゃらけた感じのテイストなのだけど、終盤の牛馬王のシーンはシリアスな展開。あそこだけ切り取れば”感動作品”という感じ。ストーリー的にはそこらへんまでで、「旅はこれからも続く」という終わり方でした。
笑わせに来てるところが多いのですが、ちょっと私の感性とは合わない感じだったかな。娘はとても面白かったと言ってたので、相性の問題かと。(作品自体は楽しめました♪) それと全体的に冗長な印象があったかな。まだ2日目なのでそこらへんはこれから締まっていくんじゃないかなと思います。大阪は3日間5公演とか。昨日、「あと69公演」というのを見たので、その割に大阪少ないなぁと。福岡は2週間くらいあるらしい。まぁ、大阪飛ばされる時もあるので、公演してくれるだけありがたいですけども。
カーテンコールで「家族が観に来てる」ということで、急に挨拶を振られた曽田さん、めちゃめちゃ焦ってて可愛かったです。愛之助さんがサプライズで急に振ったらしい。
今回の主なキャストは以下の通りです。
孫悟空: 片岡愛之助
三蔵法師: 小池徹平
猪八戒: 戸次重幸
沙悟浄: 加藤和樹
玉龍: 村井良大
紅孩児: 藤岡真威人
鎮元子: 田村心
玉帝・高伯欽: 曽田陵介
虎力大仙: 小宮璃央
高翠蘭: 柳美稀
鹿力大仙: 押田岳
羊力大仙: 桜庭大翔
銀角: 山口馬木也
金角: 藤本隆宏
鉄扇公主: 中山美穂
牛魔王: 松平健
太白金星: 野添義弘
巴山虎: 横山一敏
狐角老女: 真砂京之介
ナレーション: 神田伯山
釈迦如来(映像): 藤原紀香