シアタードラマシティへミュージカル「ブラッド・ブラザース」を妹と観に行ってきました。
2007年に観た「WE WILL ROCK YOU」でRoss Girvenさんのファンになり、彼の歌が聴けるCDは無いかと、当時探してたどり着いたのが「Blood Brothers」のOriginal NZ Cast盤。それで、曲はよく聴いていました。一度観てみたいと思いつつ、日本でも何度も上演されているようですが観たことが無くて、このたびやっと観る機会を得ました。
この作品はジョンストン家の双子の話なのですが、その母親役が堀内敬子さん。最初、ドラマのイメージが強くて「きれいな声♪ 歌上手いな~」と思ってましたが、そりゃそう、元劇団四季の女優さんでした。四季時代にはヒロインも度々演じていて、実際私も観てたのに、すっかり頭から抜けてたのでした。
余談ですが、ドラマと言えば「鍵のかかった部屋」にも出演されていて、その回で共演していた桐山照史さんも坂本昌行さんも「ブラッド・ブラザーズ」のミッキー役経験者っていうのが、何か「おぉっ」と思いました。
双子が主役ではありますが、母親の物語という感じも。シーンも母親で始まって母親で終わりますし。それと、ナレーター役が伊礼彼方さんで、最初プログラム見て「ナレーター!?」と思いましたが、いろんな役柄としてかかわったり、導いたり、実は大活躍なナレーターだったのでした。歌も多くて聴きごたえありました。「エリザベート」のルキーニっぽい役回り。ご本人もプログラムで「トートとルキーニを足して2で割ってるイメージ」とおっしゃってましたが、そんな感じでした。
小学生時代から、大人の俳優さんが演じていましたが、違和感が無いのが面白かったです。宝塚っぽいかな。悪ガキの集まりだったのでうるさかったけど😓。
一路真輝さん、きれいだったなぁ。金持ち側の奥様だったので身なりもきれいだし、ピシッという感じ。
堀内さん、一路さん、両方のダンナ(別人)を演じるのが鈴木壮麻さんで、今回初めて知ったのが、「鈴木壮麻さん = 芥川英司さん」らしいと。。。芥川英司さんは四季時代にジーザスとか演じてたの覚えてるし、観たこともあると思うし、鈴木壮麻さんも何度もミュージカルで観てたのに、同一人物とは知らなかったのでした。
双子役は柿澤勇人さんとウエンツ瑛士さん。柿沢さんの悪ガキぶりがなかなかでした。ウエンツさんはお坊ちゃん具合が似合ってました。でも2人、気が合ってて子供時代は微笑ましかったのですが、ハッピーエンドではないし、最初の場面が最後の場面から始まるので、そこへ向かってるのが切なかったです。
曲はCDで聴いていましたが、英語でしたし意味とか何も考えずに聴いていたので、今回どういう場面で歌われていたのかとかわかってとても良かったです。Ross Girvenさんはエディ役だったので、ウエンツさんにちょっと重ねて見てました。ウエンツさんの日本語の歌を聴きながら、頭の中でRossさんの英語の歌が流れてたり。そしてとても懐かしい気分にもなりました。CDは今でもたまに聴いたりするけど、買った当時のこととか思い出したりね。(なかなかRossさんの近況を知ることができなかったのですが、久々に検索してみたら、なんと不動産会社のBranch ManagerとかSales担当とかで名前を見つけました。写真を見る限りたぶんご本人だと思うのですが、すっかりビジネスマンになっててビックリでした。)
そうそう、今回、演出が吉田鋼太郎さんで、過去にはサミー役で出演されてたとか。私はこれが「初・ブラッドブラザーズ」なので、以前までの演出との違いはわからないのですが、以前のもちょっと観てみたくなりました。
今回の主なキャストは以下の通りです。
ミッキー: 柿澤勇人
エドワード: ウエンツ瑛士
リンダ: 木南晴夏
ミスター・ライオンズ: 鈴木壮麻
サミー: 内田朝陽
ナレーター: 伊礼彼方
ミセス・ライオンズ: 一路真輝
ミセス・ジョンストン: 堀内敬子