梅田芸術劇場メインホールへ、ミュージカル「ファントム」を観に行ってきました。12時の部は妹と、17時の部は娘と観てきました。
もともと、17時は娘が「友達と行こうと思ってるけど、行けなかったらお母さん行って」と言われてたので、別日にするより同じ日の方がお出かけが1回で済むなぁと妹と行くのを同じ日の12時にしたのでした。結局友達の都合がつかず、私が2回行くことになりました。
ファントムは両方とも加藤和樹さん(ちなみに城田優さんとのWキャスト)ですが、他のWキャストが総入れ替えだったのは良かったです。
娘は翌日も友達と観に行ってました。
「オペラ座の怪人」は何度か行ったことがありますが、「ファントム」は宝塚を含めても初めて。曲は宝塚のイベントなどで歌われてるのを聴いたのか、知ってる曲もありました。
「ファントム」での主役エリックですが、たどたどしいしゃべり方で子供がそのまま大人になった感じ。なので、芝居のときと歌のときでキャラが違うように思いました。そこが何か違和感でしたが、「歌は上手い」という設定なので、これでいいのかなとも。
クリスティーヌは木下晴香さんと愛希れいかさんのWキャスト。どちらも良かったですが、個人的には”エリックがやっと出会えた探し求めていた歌声”という意味では、木下さんの歌声の方が説得力があったように思いました。本当に澄んだ歌声で、これならと思えたので。澄んだ歌声といえば、エリックの子供時代を演じる子役の歌声がまさに澄んだ歌声だったなぁ。
フィリップがクリスティーヌとシャンパンを飲もうと持っていたグラスを後ろに放り投げるシーンがあるのですが、1回目観た時はセットを飛び越えるように上に投げていて、「たまには飛び越えられないときもあったりするのかな」とか思ってたのですが、2回目では下の方に投げ込んでいたので、こちらもWキャストなので、人によってやり方が違うのかなと。
妹は宝塚のを観ていたので、宝塚版の話もちょこっと聞いたりしてたのですが、おおむね話とか歌とかは同じらしい。ちょっと歌詞が違ったりとかはするそうだけど。で、エリックが仮面を取るシーンの話も聞いていて、クリスティーヌが逃げちゃうのがひどいなぁと思ってたのですが、こちらは聞いていた宝塚版ほどはひどくなかったです。宝塚版は悲鳴をあげて逃げるそうだけど、こっちは言葉を発せずという感じだったので。(それでも、あれだけ言っといて・・・とは思うけど)
とりあえず、簡単に感想をまとめると
・なんだ、キャリエール、全部お前のせいじゃないか!
・あれだけ言っときながら、クリスティーヌひどすぎない!?
・フィリップのいらんことしぃ!
・曲はアンドリュー・ロイド・ウェバーの「オペラ座の怪人」の方が断然好き
です。あ、でも2回観たけど、全然何回でも観られるミュージカルだなと思いました。面白いというとストーリー的には違うかもしれないけど、ミュージカルとして楽しめました。
1回目は最後に加藤さんから挨拶があったけど、2回目は無かったので、「何でかな?」と思いましたが、「1回目は大阪初演だからじゃない?」と娘が言ってて、なるほどと。
加藤和樹さんは7日と8日で終わりだそうです。次「フランケンシュタイン」がスタンバイしてるしね。忙しいですね。
クリスティーヌの歌声、「澄んだ声」ってこんな台詞があったのだったか、私が思ってたのだか忘れましたけど、大野智さんを思い出しました。ミュージカルで彼の声を聴く機会があれば嬉しいのになと思います。
主なキャストは以下の通り。(12時/17時)
ファントム(エリック): 加藤和樹
クリステイーヌ・ダーエ/ベラドーヴァ: 木下晴香/愛希れいか
フィリップ・シャンドン伯爵: 木村建成/廣瀬友祐
カルロッタ: エリアンナ
アラン・ショレ: エハラマサヒロ
ジャン・クロード: 佐藤玲
ルドゥ警部: 神尾佑
グラール・キャリエール: 岡田浩暉
少年エリック: 大前優樹/熊谷俊輝