フェスティバルホールで行われた、 映画「砂の器」シネマ・コンサートへ行ってきました。映画の台詞や効果音はそのままで、音楽部分のみフルオーケストラ(大阪は日本センチュリー交響楽団)が生演奏するというイベントです。昨年、行きたいな~と思いつつ結局行きそびれてたので、今年は行けて良かったです。
加藤剛さんが好きで、彼の作品の中でも「砂の器」は好きだし、音楽はサントラを買うぐらい好きだったので、こういう企画があるのはとても嬉しいです。映画「砂の器」を観たのは随分久しぶりでした。そうそうたる俳優さんたちがちょっとした役で大勢出てて、とても懐かしかったです。亡くなってる方が多いのは悲しいですが。。。
昔観たときは特に気になりませんでしたが、改めて観ると、犯人に行き着くのが唐突で、「カットされてる?」って思ったぐらい。血の付いた布きれを発見して、その血液型が被害者と同じO型で、「犯人が着てたシャツだ」っていうのも乱暴すぎるし。今ならDNA検査とかでわかるんでしょうけど、血液型だけじゃねぇ。
捜査で地名を探すのも、地図買ってきて文字を探すというところで時代を感じました。検索とかできないものね。とにかく足と汗とという感じで、昔は捜査も大変だなぁと・・・。
まぁでも、そんなところは枝葉なので良いとして、ラストの加藤剛演じる和賀英良の演奏に乗せて、捜査の説明、各地を放浪する父子の描写と織り込まれるクライマックスは目も耳も集中してました。これがまた生演奏だなんて何て贅沢😀。
映画終了後、拍手に応えて主題曲を演奏してくれましたが、改めて良い曲だなぁと。
フェスティバルホールは観客でいっぱいでしたし、開演前から盛り上がってる雰囲気が感じられたし、正直思ってた以上でした。
あ、あと1つ気になったところは、ピアノを弾いてる手。加藤剛さんじゃなくてピアニストの方の手だと思うのですが、丸いぽっちゃりした感じの手で、加藤剛さんと合わない・・・。手が映るたびに違和感ありました。この作品、嵐の大野さんで見たかったなぁとずっと思ってて、手がきれいだからピアノ弾くの眺めてるだけでも眼福♪と思ってたのですが、そっか、吹替えられちゃったら見られないなぁというのがわかったのでした。(もはや演ることはないでしょうけども・・・)