シアター・ドラマシティのミュージカル「タイタニック」を娘、妹と観に行ってきました。 トム・サザーランド新演出版だそうです。再演だそうだけど、私は今回初めてです。
タイタニック号については、”氷山にぶつかって沈没した” ”大勢亡くなった” ”生き残った人もいた” 程度の知識しかありませんでした。子どもの頃読んだ雑誌には、「世界の七不思議」的な扱われ方をしていた記憶があります。
で、今回ミュージカルを観ていて、「これ、人災やん」と。結果わかって観てるから、「え、あんたのせいだったのか」とか、「え、そんなんでいいの?」とか思いつつ・・・。やっぱり安全第一だし、事故が起こることは想定しておかないといけないなと実感したのでした。
開演前から舞台上には机に向かっている設計士のアンドリュース(加藤和樹さん)がいます。加藤さんファンの娘によると、「ガン見タイム」とか。加藤さん主演ですが、歌う場面が多い印象はなかったです。でもいろんな場面で後ろにふといたりとか、出番は多いかも。 歌は個人的にはそんなに印象に残る感じではなかったのですが、掛け合いとかハモリとかが多くて、そこはいいなと思いました。 あと、つい目が行くのは安寿ミラさん。ダンスされる方だからか、舞台での居方がきれいだなぁといつも思います。
まぁでもどうしたって結末がああなるのはわかってるから、見てて重い気分になっちゃうんだなぁ・・・。船に残った人たちは穏やかにその時を待つ感じだし、最後は出航する前の晴れやかな雰囲気で終わるからそこは救いだけどね。安全第一で運行してくれていれば、みんなアメリカに行けたのになぁと残念な気持ちがどうしてもね。ミュージカルがどうこうというより、題材の問題だけども。
終演後、出演者のトークイベントがありました。上口耕平さんがMCで、加藤和樹さん、藤岡正明さん、相葉裕樹さんが出席しました。仲良さそうで、しゃべるしツッコむし面白かったです。相葉さんが東京との違いということで、客席の階段がトリッキーという話をしていて(相葉さんはそこを2往復するので)、「タタンタン・・・」とその様子を言ったら、そのリズムでその後度々イジられてました。で、それに客席も乗っかって手拍子するというノリの良さ。あと、失敗談とか最初の頃と違って来たこととか緩急あって、なかなか楽しいトークショーでした。
今回の主なキャストは以下の通りです。
アンドリュース: 加藤和樹
イスメイ: 石川禅
バレット: 藤岡正明
エッチス: 戸井勝海
チャールズ・クラーク: 相葉裕樹
マードック: 津田英佑
ジム・ファレル: 渡辺大輔
ブライド: 上口耕平
ライト―ラー: 小野田龍之介
ハートリー: 木内健人
ベルボーイ: 百名ヒロキ
フリート: 吉田広大
エドガー・ビーン: 栗原英雄
アリスー・ビーン: 霧矢大夢
キャロライン・ネビル: 菊地美香
ケイト・マクゴーワン: 小南満佑子
ケイト・マーフィー: 屋比久知奈
ケイト・ムリンズ: 豊原江理佳
アイダ・ストラウス: 安寿ミラ
イシドール・ストラウス: 佐山陽規
スミス船長: 鈴木壮麻
ミセス・ビーチャム: 須藤香菜