ほら、忘れてるのあったし~😓。これ、夕べ届いてまだ開封してなかったのでした。
★LOCATION JAPAN
◎映画を深読み! 中村義洋監督 映画「忍びの国」(p48)
八木亜希子さんがインタビューするコーナーで、今回は「忍びの国」の中村義洋監督にインタビューしてます。4ページ。 中村監督の時代モノへの思いとか、撮るにあたっての考え方、今回の撮影についての話などありました。 テキスト多いし、役者の記事とはまた切り口が違って、なかなか興味深かったです。
話を聞いて、 「監督は楽しそうですが、役者さんやスタッフは相当大変そう(笑)。ただ、これって実はすごくいい状態ですよね。」(八木)と。 すると、中村監督は、 「よくわかっていらっしゃる。本当にそうなんです。たとえば、壮絶な『川』のシーンも、僕は現場の外で動かずモニターを見ている。僕だけ疲れない(笑)。」 と。 座らない監督、モニターを見ない監督に憧れもあると言いつつ、 「演じている2人や、ハンディーカメラで必死に撮影しているカメラマンの近くにいて、彼らのがんばりを肌で感じたら、たとえ納得できなくても『もう1回!』って言えなくなりますよね。『これだけやったんだから、これでいいことにしよう』って。突き放して冷静に見ることで確実に映画の質は上がる。その考えは昔から変わりません。」と。なるほど~。そういうもんなのね。普段は楽しそうで、面白い監督なイメージだけど、作品については厳しいという話を聞くし、役者となぁなぁになることなく妥協せずに作ってくれるというのは、結果的にみんなにとって良いよね。それと、観客は映像で見るわけだから、モニターを見て作っていくというのは、ある意味同じ目線で見られるという感じでもあるのかな。
効果音の仕上がりに物足りなさを感じたそうで、 「がんばれって言ったじゃん」と不満を言ってたそうですが、「川」のシーンについては 「完璧な仕上がり!」と。 「ここが勝負だぞ」って言った気がすると言ってましたが、他のシーンの物足りないところもあとで改善したのかな?
撮影が7~9月になったのは、中村監督と大野さんのスケジュールが合ったのがそこだったということで、 「涼しい北海道でのロケにしたかった(笑)」そうです。 でもそれだと東京との往復が無理ということで、関東中心になったそうですが、そこはやっぱり伊賀でもある程度やってもらいたかったなぁ。そうしたら、伊賀という地域がもっと盛り上がったと思うのよね。 ロケハンスタッフが用意した写真資料には標高がかいてあるらしく、 「写真を見るふりして標高をチェックしてました」と。ちょっとでも涼しいとこをということで。
今回はほぼ順撮りということで、前半が千葉、茨城、後半が長野だったとか。お盆明けの長野は涼しいと聞いていたそうで、 千葉や茨城は暑かったけど、 「後半の長野での合戦シーンをご褒美にがんばりましょう」と全スタッフに言ったとか。実際長野は天国だったそうです。
ロケ地でおすすめの場所は、平楽寺のシーンを撮った千葉県の飯高寺を挙げてました。あと、冒頭の下山砦は壊されてもう更地になってるそうですが、 「エンドロールで無門たちが海に向かって歩く場所は、この反対側で撮っています。」と。お国と無門の家のセットを建てたのは、茨城で、筑波山の麓のハイキングコースだそうです。
「時代劇は夜の撮影がないんですよ。電気のない時代の話だから日常としての夜がない。」と言っていて、なるほど~!と。だから、夕方仕事が終わるので、みんなでよく飲みに言ってたそうです。それだと大野さんも早めに東京に帰ったりできたのかな。本人も切り替えが大変と言ってましたが、東京でのお仕事もあるから往復しないといけないのも大変ですね。
◎伊賀「忍びの国」へようこそ!(p52)
映画の舞台となった伊賀の地図と、映画のシーンがどういうところなのかという説明がありました。1ページ。
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