当初、6/25出荷予定でしたが、2日遅れて6/27の発送になってました。なので、実際届いたのは6/28ぐらいだったと思いますが、まぁ当初の順番どおりで先に書いときます。
★ASIAN POPS MAGAZINE
◎特集 夏のアクション 大野智主演「忍びの国」
映画評論家の渡辺祥子さん、評論家の海野弘さんが、大野智”無門”の魅力を語っています。それぞれ1ページずつ。 今、これ書くまで、「忍びの国」について語ってるのかと思ってたら、誌面の説明に「お二人に、大野智”無門”の魅力を語っていただいた」って書いてあって、おぉっ、そうだったのかと。
まず、渡辺氏。 踊っている大野さんについても最初触れてくれてました。映画では、家に入れてもらえない無門が、お国の声が聞こえるだけで嬉しくなってしまうということで、それが「かわいい」と。 「こんな役がキュートに演じられるのは大野さんだけだ。」と言ってくれてました。 亰へ逃げ出そうとするのもなんだか情けないのだけど、 「大野さんの持ち味が生きてなぜか憎めない」と。セカムズで、鮫島社長はかなりひどい奴なのに、憎めないのと同じような感じかしら。
「映画にはイケメン美丈夫が登場するが、はっきり言ってそんなのなんぼのもんじゃい、である。大野智は決して目立った動きをしないし、どちらかといえば空気に吸い込まれるようなタイプで、カメラが彼を見つめていないと消えてしまいそうだが、ふわふわとした魔力のようなものがあって、目が放せなくなっていく。とても小柄なのに、美丈夫たちに負けない存在感があってそれが大きな魅力に変わっていく」ということでした。”なんぼのもんじゃい”にはちょっとビックリしたけど、要は、そういうイケメン達の中にあっても、存在感を放つということなのでしょうね。最後は、 「こんな人、見たことがない、と思った。」と締められていました。
海野氏は、忍者映画という切り口から。「忍びの国」は「忍びの者」を意識しているのだとか。「忍びの者」ってそういえば、「忍びの国」公開記念でCSでオンエアされていましたね。 大野さん演じる無門という忍者を見ていて、 「<トリックスター>ということばを思い浮かべた。」と。トリックスターというのは、 「緊張し、動きが取れなくなった場面に外から乗り込んで、その枠を取り払ってしまう。」のたそうです。
また、 「『忍びの国』において、大野智は、そのような忍者の<身体性>を軽快に演じている。(中略)忍者無門は、大野によって、モダンでリズミックなパフォーマンスのうちに演じられる。そのいたずら小僧的、妖精的、悪魔的な軽やかさは、権力の闇に閉ざされた世界に笑いをもたらすのだ。」と。
お2人のインタビュー、全然感じが違って面白かったです。海野氏の方はちょっと難しかったですけど。
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基本情報ジャンル雑誌(情報)フォーマット雑誌出版社A Studio発売日2017年06月ISBNAP