シアター・ドラマシティでの宝塚雪組公演「ドン・ジュアン」を観に行きました。神奈川芸術劇場で6月に公演した後、梅田で7/2から公演していました。今日が最終日だそうです。(夕方の部が最終)
主演は雪組の2番手望海風斗さん。妹が彼女のファンで、誘われたのでお付き合いすることにしました。私も結構好きなんですよね。歌上手いので。
プログラムの説明によると、 「モリエールの戯曲、またモーツァルト作のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』等でヨーロッパを中心に広く知られるスペインを舞台とした「ドン・ジュアン伝説」を、フラメンコをベースに情熱溢れる珠玉の名曲で綴るフランス産ミュージカル」だそうです。
ドン・ジュアンは酒と女に溺れて、悪徳の限りを尽くす、貴族の放蕩息子で、妻エルヴィラ(プログラム読んだら、一応妻なのね。私は、妻にするって言っときながら放ったらかしになってるのかと思ってました)がいるにもかかわらず、相変わらず女遊びしまくり。 騎士団長の娘を相手にしたせいで、騎士団長と決闘になって殺しちゃったのですが、それが亡霊になって付きまとうんですね。まぁ直接ドン・ジュアンにどうこうはしないんだけど、関係者も含め、ちょっと導いてみたり、そそのかしてみたりという感じ。 騎士団長の石像を作ることになって、マリアという女性が抜擢されるのだけど、マリアが石像を作ってる姿を見て、ドン・ジュアンは愛に目覚めて、人間が変わったようにマリアと幸せな生活を願うわけなんだけど、マリアには戦地に行ってる恋人がいて・・・。
もうね、マリアとドン・ジュアンが2人で暮らしてる家の様子を見てたら、このまま2人を幸せに暮らさせてほしいなって思いましたよ。ドン・ジュアンも人間変わったように真っ当な感じになってるし。が、そうは問屋が・・・なんですね。 妻のエルヴィラがマリアを憎んで、戦地から帰って来たマリアの恋人ラファエルに2人の姿を見せちゃって。 酒場でドンとラファエルがトラブルになって、2人は決闘することに。 周りは止めるんだけども、ドン・ジュアンは聞かないし、結局決闘するのだけど、実力ではドンが明らかに上。 でも決闘の最中にドンは本当の愛というものを理解して、ラファエルに自分から殺される道を選ぶという結末に。 ”罪人として生きるより、人間として死ぬことを選んだ”ということでした。
ただまぁ、正直な感想としては、さっき書いたように、マリアとドンはそのまま幸せに暮らすことができれば良かったのになと。 だから、エルヴィラは私の中では「テメー」な感じです。とっくに振られてるのにしつこいんだよっ!って。 で、決闘することになったら、自分のしたことを後悔してるし、何なんだよ!と。 ラファエルも、マリアが愛してるのはドン1人って言ってるのに、決闘して勝ったところでダメなんだから、身を引けよ!と。
まぁ、実際のところはドンはほんとヒドイ奴だったし、エルヴィラもラファエルも可哀想な人たちなんだけどね。(ラファエルなんて、マリアのことを思って戦地で頑張ってたのに、帰って来たら別の男とくついてるわけで・・・)
ま、私の場合、何の作品でも基本ハッピーエンドがいいんだよねぇ。
望海さんは、色気あるし歌上手いし、似合ってました。歌に迫力あるしね。トップになるといいのになと思います。 専科から出演されてた美穂圭子さんの存在感もすごかったなぁ。何かねぇ、滲み出てるのよね。
あ、それと、今日はドン・ジュアンのキューピーストラップのプレゼントがあって、珍しく当選しました♪ 番号がいくつか選ばれて、各列のその番号の人が当選だから、かなりの数だけどね。
主なキャストは以下の通り
ドン・ジュアン: 望海風斗
マリア: 彩みちる
ドン・カルロ: 彩風咲奈
ドン・ルイ・テノリオ: 英真なおき
イザベル: 美穂圭子
ファニータ: 舞咲りん
パロマ: 早花まこ
亡霊/騎士団長: 香綾しずる
アンダルシアの美女/フェルナンド: 煌羽レオ
ラファエル: 永久輝せあ
エルヴィラ: 有沙瞳