サンケイホールブリーゼで公演中の、ミュージカル「エドウィン・ドルードの謎」を観に行ってきました。 観客の投票で結末が変わるとか言うので、ちょっと面白いかな~と。
入場時にもらうチラシの袋の中に、投票用紙も入っていて、2幕の途中で犯人だと思う人の番号を投票します。ほかにも、「探偵に化けてたのは誰でしょう?」というので、色分けした的を回して、観客から一人選ばれてボールを投げ、当たった色の札を持ったキャストが探偵役になるというのもありました。手を挙げるんだけど、元気が良かった小学生の男の子が選ばれました。名前が「サトシくん」というので、ちょっとテンション上がりました♪ 1発目は的に当たらず、2回目は色と色のちょうど境目というミラクルで盛り上がりました。拍手でどちらの色かを判定しようとしたのですが、それも甲乙つけがたく、結局2人のジャンケンになりました。 ここで探偵に選ばれると、犯人候補からはハズレるようです。
ストーリーはエドウィン・ドルードの失踪するまでが1幕、失踪したのか?殺されたのか?犯人は?というのが2幕。プレビュー公演という設定で、ストーリー自体は劇中劇みたいな形で進んでいきます。山口祐一郎扮する支配人がいて、各俳優さんは本人役で、配役を演じている設定。エドウィン役が元宝塚の壮一帆さんなので、宝塚ネタも出てきたり、平野綾さんのアニメネタが出てきたり、それぞれの素のエピソードも出てきて、どこまでが台本でアドリブなんだか、不思議な舞台でした。面白かったです。
私が観た回は、探偵がネヴィル、犯人がクリスパークル牧師になりました。犯人が変わるといっても、たぶん、ラストの歌を誰が歌うかというぐらいなんじゃないかな? 1回 しか観てないので比べられないけど。犯人がわかった後に、ハッピーエンドで終りたいということで、女性キャストから1名、男性キャストから1名、これも観客の拍手と笑いで選んで、カップルでパフォーマンス。本人たちは、セリフとか初見みたいでした。女性は4人衆のうちの1人(誰かわからなかった・・・)、男性はジョン・ジャスパーでした。
劇団四季の頃、保坂知寿さんの歌が結構好きで、今回歌声が聴けて嬉しかったので、このラストのパフォーマンスも保坂さんに拍手したんだけど、決戦で負けちゃって残念でした。
アドリブ的なのが多かったし、犯人が誰かによって、殺した理由も異なるだろうし、何度か観てみたかったな~と思いました。関西弁が多かったけど、大阪公演だからかな? 東京は違ったのかしら? 大阪の前にシアタークリエで演っていて、大阪の次は中日劇場、その次は福岡市民会館で公演があるようです。
今回の主なキャストは以下の通りです。
支配人/トーマス・サップシー市長: 山口祐一郎
エドウィン・ドルード: 壮一帆
ローザ・バッド: 平野綾
ネヴィル・ランドレス: 水田航生
ヘレナ・ランドレス: 瀬戸カトリーヌ
クリスパークル牧師: コング桑田
ジョン・ジャスパー: 今拓哉
プリンセス・パファー: 保坂知寿
ダードルズ: 池田紳一
給仕/バザード: 高原紳輔
デピュティ: 横山達夫
舞台監督スロットル/ホレス: 堀江慎也
劇団員: 伯鞘麗名
ベアトリス/劇団員: 遠藤瑠美子
劇団員: 福田えり
ウェンディ/劇団員: 可知寛子