梅田芸術劇場メインホールの「DEATH NOTE THE MUSICAL」を観に行きました。 先月、東京の日生劇場で公演していて、大阪は5/15~5/17と3日間だけでした。5/17の夜公演は追加公演だそうです。大阪の後は、愛知公演があるようです。
「デスノート」は映画にもなったし有名だけど、私は”ノートに名前を書いたらその人が死ぬ”ということぐらいしか作品については知らなくて、なので、原作と比べてどうとか、映画と比べてどうとかってことは全く気にならず、その点は純粋に観れました。 楽曲は割と好きな方。端々でジーザス・クライスト=スーパースターをふっと思い出すような感じもありました。主役の月(ライト)は浦井健治さんで、ミュージカルではよく名前を見かけるかな。Lは小池徹平さんで、2人は良い感じに歌ってたと思います。ライトのお父さんは鹿賀丈史さんだけど、あんまり調子よくなかったかも。何となく。女性のメインキャスト3人は歌唱力の違いが結構はっきり・・・。一緒に歌う場面だと、人が切り替わった途端に、あ、差があるなってすぐわかる感じ。濱田めぐみさんはさすがの安定感だし、上手かった! 唯月ふうかさんはアイドル役だったけど、今どきのアイドルがこれくらいちゃんと歌えたらすごいだろうな~と思いつつ聴いてました。ライトの妹役の人は、今回が舞台初経験だそうなので、いたし方なしかな・・・。
で、今回一番面白かったのが死神リューク役の吉田鋼太郎さん。軽快に笑いもとりつつ、最後は死神らしい感じで。舞台上では、全部アドリブじゃないかっていうぐらい自由自在に動いてた感じ。初ミュージカルとは思えないぐらいでした。でも、劇団四季に研究生として在籍していたことがあるそうで、パンフレットの鹿賀さん、濱田さん、吉田さんのトークでは、四季話も出てました。
あ、小池さん、1回台詞噛んでました。他にはどうかわからないけど、1か所だけ、「あっ」と気が付きました。もちろん、即座に言い直して続いてましたけど。
「死神くん」のドラマが始まった時、「デスノートのパクリ」と言われたけど、(時系列に言ったら違うんだけど)確かに、「死神くん」の漫画を知らなかったら、そう思うだろうなぁと思いました。死神がノートを人間界に落として(これの場合は故意だけど)、拾った人が名前を書いてしまうというあたりがね~。 で、そう思うと吉田さんの死神が大野さんの死神くんと重なって、何だか可笑しかったです。 ちなみに、唯月ふうかさんは、「死神くん」7話にAMI役で出演されてた方です。パンフのプロフィール読むまで気が付かなかったけど・・・。
主なキャストは以下の通りでした。
夜神月(やがみ ライト):浦井健治
L(エル):小池徹平
弥海砂(あまね ミサ):唯月ふうか
夜神粧裕(やがみ さゆ):前島亜美
死神レム:濱田めぐみ
死神リューク:吉田鋼太郎
夜神総一郎:鹿賀丈史