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宝塚歌劇宙組「ベルサイユのばら -オスカル編-」

今日、娘と(私の妹も)一緒に宝塚大劇場へ「ベルサイユのばら -オスカル編-」を観に行きました。宙組トップの凰稀かなめさんがオスカル役で、アンドレ、ジェロ―デル、アランは日程によて役替わりがあります。

今回、物語はオスカルが誕生するところからありました。今まで観たものでは、だいたいアンドレがオスカルの家に来たところらへんからスタートというのが多かったと思います。 オスカルの父、ジャルジェ将軍が「今度こそ男の子を~」とやきもきしてたり、女の子とわかってショックを受けてたり、男の子として育てようと決心したりというあたりの演技が面白かったです。が、この後は、ちょこっと子供時代のオスカルが出てきたものの、アンドレとがジャルジェ家に来るというシーンはなくて、近衛隊時代もジャルジェさんの説明でほぼすっ飛ばされて、フランス衛兵隊に転属するあたりから本格的にドラマが始まる感じ。 アントワネットもフェルゼンも一切出てこずでした。 会議場が閉鎖されて、平民の代表が入れなくて、オスカルたちが開けようとするというシーンは見たことない気がするから、新しいシーンなのかも。 主なシーンはそんなに変わってないのだけど、最後、オスカルが亡くなった後の天国のシーンは、今までだとオスカルとアンドレでガラスの馬車に乗ってたりしてたと思うんだけど、今回はオスカル1人で歌うという演出になってました。歌も聴いたことないので新曲かな。
フィナーレはダンスが激し目で見ごたえありました。
あ、そうそう、1幕最後はオスカルがペガサスに乗って宙に浮くという演出があるのですが、馬が前に比べるとリアル感が増した感じがしました。個人的にはこの演出は別に要らないんじゃないかと思うんですけどね。

席が2階中央の最前列ということで、とっても見やすかったです。銀橋に来るとだいぶ近い感じがしてよく見えるし。ペガサスは宙に浮くので余計近い感じがしますが、案外前には出てきてくれないので、どうせなら、もっとこっちに飛んできてくれればすごく近かっただろうにな~と思いました。上から吊るしてるのではなくて、ステージ上のクレーンで制御してるので、バランス的にそんなには出てこれないのかもしれないけど。

今回新曲もあったし、今までもちょくちょく新曲かなっていうのはあったのだけど、そういう曲はあまり私のツボには刺さらなくて。曲的に私の好みから微妙に外れてるようで・・・。今じゃ主題歌に近い感じでよく歌われる「我が名はオスカル」でも、いまいちしっくり来ないんだな~。 昔からの曲が劇中で歌われる機会が減ったのがちょっと残念。「愛あればこそ」とか「ばらベルサイユ」とかすごく好きなんだけど。フィナーレやオープニングで聴くとやっぱりテンションあがります。
で、オスカル役のかなめさんですが、細身でシャープなスタイルがオスカルそのものという感じで。軍服もカッコいいけど、家でのブラウス+タイツみたいな格好が、まんまオスカルだなぁと、ほとんど驚嘆の境地でした。 アンドレは朝夏まなとさんでしたが、こちらもとっても素敵なアンドレでした。天海祐希さんのアンドレを観た時と同じく、「見栄えのするアンドレだなぁ」という印象でした。

今回の主なキャストは以下の通り
オスカル: 凰稀かなめ
ロザリー: 実咲凜音
アンドレ: 朝夏まなと※
アラン: 緒月遠麻※
ジェロ―デル: 七海ひろき※
ジャルジェ将軍: 汝鳥伶
マロン・グラッセ: 一原けい
ブイエ将軍: 寿つかさ
ジャルジェ夫人: 鈴奈沙也
ベルナール: 蓮水ゆうや

※は5/2~5/16のキャストで、5/17以降は※内で入れ替わってます。

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