「死神くん」３話の感想など。３話は筧昌也監督で、このあと、４話が本橋圭太監督で、５話は中田秀夫監督に戻って、６話が常廣丈太監督、７話がまた筧監督と、ここまで発表になってました。 各回、カラーが少し違うけど、死神くんは死神くんなので、死神くんのいろんな面が見られる感じで面白いです。
「死神くん」 episode 3
第３話の原作エピソードは「海へ」。これは先に原作を読んでたのですけど、概ね原作に近い感じだったかな。女の子が脱走するところとか、誘拐＆身代金とか、いろいろ追加されてましたけど、ドラマ１時間分にしないといけないので仕方ないところですね。
見てて序盤に気になったのは、桐嶋が女性たちと店で飲んでるシーンで、変に画面が飛ぶ感じがするところ。 あれ、わざとなのかなぁ？ 瞳ちゃんは世間慣れしてない感じがよく出てました。ただ、瞳ちゃんがパッと見、中学生ぐらいに見えるので、カラオケBOXで桐嶋が瞳ちゃんに迫るところは、ちょっとロリコンの危ない人に見えちゃいました。
悪魔の雰囲気は、あれはあれで良い気もしますが、原作だと死神くんと悪魔は結構テンポのいい掛け合いをする感じなので、そういうのも見たかったなと。今の悪魔だと、気だるい雰囲気で、あまりハキハキしゃべらなさそうなので。でも、別の監督さんだとどうなるのか興味あります。 死神くん＆悪魔の初対面の時は、悪魔の言うことを素直に受け取っちゃう死神くんが可愛かったな。監死官は今回ちょっとパワーダウンしてたような気が・・・。
今回、死神くんは石像を倒したり、スプレー噴射したり、アタッシュケースを運んだり、結構人間界の物を動かしてますね～。あんな大っぴらにアタッシュケースが空飛んでていいのかしらん？？？ スプレーのとこは、ゴキちゃんに殺虫剤を噴射してるようで可笑しかったです。結構しつこく噴射してたので、私もゴキちゃんに噴射する時は、あんな感じだな～と。
桐嶋はどうしようもない奴だけど、身代金持って１人で逃げるという選択をしなかったというところで「変わったな」って思いました。プリクラ撮ったり、アイス食べたり、ラーメン食べたりと楽しんでましたが、最初から海へ行けば間に合ったのになぁとか思ったり。。。紅ショウガを食べた時の死神くんの顔！(>_<)
天界の縁に座って世間話（？）する死神くんと監死官が何か可愛かったな～。冗談言ってるし。あんな普通な感じでしゃべってたりもするんだな～と。
瞳ちゃんが護衛に連れ戻されようとするのを、助けに行こうとする桐嶋を止める死神くんがとってもイケメンモード。護衛と戦う桐嶋を見守る死神くんの表情がその時々でいろいろ物語ってて流石だなぁと思いました。「悪魔来ちゃった・・」の頽れ方も秀逸。 桐嶋が足を痛めてたけど、これは別に要らなかったなぁ。瞳ちゃんをおぶって必死で走って行って欲しかったな。
桐嶋が最後に悪魔に頼ろうとしたときに、「私は悔しいんです！」と言ってた死神くんは頼もしく見えました。今回は全体的にしっかりがんばってたな～、死神くん。最初、「悔しい」というのがわからなかった死神くんが、自分で「悔しい」と言ったところに成長も見えるのだろうけど、１話の涙にしても、今回にしても、こういう「何も知らない」設定は必要なのかなぁ？という気はします。そこで成長を見せなくても、人間と接していくうちに自然に成長は見えるのにな。 知ってることも多いだけに、知らないことが不自然な感じもするのよね。
瞳ちゃんは海を見れなかったけど、桐嶋が真人間になったのは救いがあるな。原作だと悪魔に、「つきまとってももうムダだぜ」と言うセリフがあって、カットされてるのは残念な気もしたけど、そういう直接的な言葉ではなくて、そこは視聴者にそう感じさせるように持って行くというのもいいのかもと思いました。 でもその後の監死官の「あれがずーっと続きゃいいけど」というのもリアル。人間、喉元過ぎれば熱さを忘れるから・・・。
監死官に「お前も少しはがんばったな」って言ってもらえて、意外な褒め言葉に嬉しそうな死神くんが可愛かったな。しかし、自分の寿命についても知らないというのも大概だな～。そういうことは最初に教えてくれないと、いろいろ困るよねぇ。既にろうそく短くなっちゃってるし。原作にはろうそくは出てこなかったと思うけど、寿命についての記述は他の話であったので、見た目にわかりやすくろうそくにしたのかな。
３話の視聴率は連休が明けないと出ないのでわからないけど、１話、２話は関東では再放送もあって、評判も良いみたいです。 何話が好きかというのも、人によってほんといろいろで。そういうところも面白いな～と思います。
次は４話ということで、もう半分ということになるのかな。ゲストさんが多いし、悪魔とのやりとりも多いみたいだし、またまた楽しみです。