宝塚大劇場の雪組公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」を観に行ってきました。
妹と行く予定だったのだけど、体調がいまいちということで、急遽娘と行くことになりました。娘は小学校低学年の頃に一度梅田芸術劇場での「ベルばら」に連れて行ったことがあるんですけど、それ以降はたまに誘っても特に興味を示さずだったので、久しぶりの観劇でした。「これからベルばら行く時は誘ってね♪」と気に入ったようで、良かったです。帰りの電車でひとしきりベルばらのストーリーを説明させられました。ロザリーが何故オスカルと知り合いなのかとか、ジャルジェ家に来た経緯とか、アンドレの目が見えなくなった理由とか、フェルゼンはいつオスカルが女性だと気づいたのかとか、いろいろ劇になってないとこを解説する羽目に・・・。コミックスを読む気満々になってました。
今回の雪組公演は、新トップスター壮一帆さんのお披露目公演。あと4月公演ということで、第99期の初舞台生の口上とラインダンスもありました。壮さんは、2、3番手ぐらいの時にも何度か観てて、「見栄えしてカッコイイ人だな」と思ってました。今回はフェルゼン編ということで、壮さんはフェルゼン役ですが、こういう貴公子の役は見た目が合ってるなぁと思いました。
日程によっては、アンドレ役に星組トップの柚希礼音さん、月組トップの龍真咲さん、オスカル役に宙組トップの凰稀かなめさんが特別出演されるのですが、今日は通常通りの配役です。最初、その日程でチケット取ろうとして取れなくて、一般発売で今日のチケットを取ったので、席はB席。2階の中段の端っこでしたけど、舞台自体はよく見えました。ただ、大階段の上の方は見えなかったです。
今回のメインテーマの曲は「愛の面影」という曲。これはたぶん、70年代の「ベルばら」には無かった曲じゃないかなぁ。私的にあまり染み付いて無い曲なんだよね。あと「アン・ドゥ・トロア」も知らない。。。最近の「ベルばら」も何度か観てるから、曲はたぶん聴いてるのだと思うけど、いまいち残ってなくて。「愛の面影」は何となく聴いたことあるなぁって思ったけど。「愛あればこそ」も劇中ではサビまで行かずに終わっちゃうし、「ばらベルサイユ」無かったし、曲的にはちょっと寂しかったなぁ。
1幕は、オスカルが近衛隊からフランス衛兵隊に転属して、フェルゼンがスウェーデンへ帰るというところまで。2幕始まったら、いきなりフランス革命の1ヵ月後で、スウェーデンのフェルゼンのところをジェローデルが訪ねてくるといく場面だったので、オスカルは1幕で終わりかと思ってたら、ジェローデルがフェルゼンに説明するという設定で、フランス革命の場面がありました。そこではちゃんと、オスカルとアンドレが結ばれて、パリでは平民側について戦い、アンドレが戦死して、オスカルも戦死するというあたりが描かれていました。前に、セリフだけでこのあたりを飛ばされたこともあったので、今回もてっきりそんな感じかと思ったら、結構しっかりあって良かったです。
ジェローデルが国王夫妻を救うべく、スウェーデンを訪ねるなんていうくだりは原作には無いですけどね。で、原作で最初にフェルゼンが国王一家を脱出させようとした「ヴァレンヌ逃亡事件」は今回カットで、ジェローデルとフェルゼンがフランスに戻って来たときにはもう国王は処刑された後でした。原作的に2回目の脱出計画にあたるのかな。
フェルゼン編だからフェルゼンが主役なんだけど、どうもやっぱり地味な役柄で・・・。いつの間にかオスカルが主役みたいな目線で観ちゃってるんですよねぇ。自分がオスカルのファンだから余計そうなんだろうけど。「ベルばら」はその時によって演出や脚本もちょっとずつ違うから、話はよく知ってても、原作のどの部分が入ってて、どの部分が入ってなくて、オリジナルがどんなのがあってとか、その時々で楽しんでます。事前情報入れずに行くことが多いから、「へぇ~、ほぉ~」と思いつつ観てます。
初演から40年近く経つわけだけど、すごいコンテンツですよね。いつもはあまりショップは寄らないんだけど、今日はたまたま寄って見たら、ベルばらのグッズが売ってたので、ついクリアファイルとかメモ用紙とか買ってしまいました。原作の絵柄なので、オスカル様についテンションが上がってしまいました🎵
主なキャストは以下の通り
フェルゼン: 壮一帆
アントワネット: 愛加あゆ
オスカル: 早霧せいな
アンドレ: 未涼亜希