「魔王」　９話 感想

この１週間、全然「魔王」を見る暇が無かったなぁ。で、やっと９話が見れました。

雨野真実の正体がバレた～。 「雨野真実は成瀬領だったんです！」と電話で叫ぶ芹沢さん。来た来た来た～。一方、宗田は捕まって大隅の部下たちに暴行を受けてます。葛西は最後までやらせずに結局宗田の命は助けるんですよね。葛西は悪魔になりきれなかったんだね。葛西が去った後、その場に倒れている宗田のところに今度は典良が。宗田にタバコ（毒入り）を勧めて・・・・典良も悪魔になってしまいましたね。。。葛西の万年筆を残して行っちゃいました。

宗田の携帯で芹沢さんに電話をする成瀬さん。このときの成瀬さんも好きだわ～。落ちている万年筆を一度手に取ったもののまた置いていくんですよね。ちょっと目が揺れていて・・・躊躇があるのか、無くなった宗田に対するものなのか・・・。ここのシーンは全く台詞は無いけど、引き込まれます。電話をつなぎっぱなしで置いて行って、そこから聴こえる成瀬さんの足音。芹沢さんはかなり絶望的な予感があっただろうな。つなぎっぱなしで置いていったのは、宗田を早く見つけてもらうため・・・かな？

赤い部屋に戻った成瀬さん。宗田の写真に×がつけられました。そこに芹沢さんからの電話で「あなたの本当の姿がわかりました」と。成瀬さん怖いけど素敵・・・。

で、成瀬さんを呼び出した芹沢さん、じっと睨みつけていたかと思うと、いきなり成瀬さんを殴る～。上手いこと殴って殴られてるな～。このあと成瀬さんがゆっくり顔を上げるのですが、この時の顔がもうめちゃめちゃ好き♪　平然と殴られて、冷たい表情で芹沢さんを見るのが色気あるし、ここ、私の激リピポイント♪　で、興奮している芹沢さんと対照的に、表情変えずに芹沢さんを見ている成瀬さん。 「真犯人、雨野真実です」って言うところは、ちょっとまた別の表情が入って更に魔王化してる感じ。で、ここからのtruth～、いつもいい感じでOPに入るんだよねぇ。

「私は真犯人、雨野真実です」で、ニヤっと笑って「そう言えば満足ですか？」って、あ～もう素敵♪　「ふざけんな！」って激高する芹沢さん（そりゃそうだな）、成瀬さんの胸倉つかんで突き飛ばしますが、特にコケるわけでもなく平然と上着を整えてるのが、カッコ良くてもう～。で、振り返って（この顔も好き♪）「人殺しは、私ではなくあなたです」と。あ～もう芹沢さんダメージ受けてる。　「真中英雄の、そして彼の家族の人生までも、あなたが一瞬にして奪ったんです。・・・・・・・」と言うところは成瀬さんも感情入ってきて目がウルウル。喉仏の演技も良いですね。芹沢さんも涙流しつつだし。　「早く私を捕まえてください」と言い残して去る成瀬さん。カッコいい～。もうここのシーンこればっかり。
赤い部屋の成瀬さんは、写真の芹沢に向かって、　「やっと会えましたね」と。ここの表情も何とも言えないね～。

しおりさんは花火から帰った後の状態。彼女が思い出す成瀬さんの思い出に、素敵な成瀬さんがまとめられていて嬉しい♪　「何で気付いてあげられなかったんだろう」と涙を流すしおりさん。ずっと側で見ていたのに気付けなかったのは本当に悔しいし、悲しいと思います。「気付いてあげていれば・・・」って思ってしまうしね。もっと早くに気付いてれば何か変わっただろうか？　復讐は止められたのだろうか？　って思うとやっぱり結果は変わらなかった気もします。でももし１人目の前なら・・・止まれたかな。やっぱり悲しい２人だわ・・・。
赤い部屋の成瀬さんは×のついた写真を見て、最後にしおりさんの写真を見て・・・とても悲しげな表情。もう可哀相で胸がギューッって締め付けられる～。

葛西の万年筆が宗田殺害現場に落ちていたことで、葛西が警察に引っ張って行かれます。ここはとりあえず典良の計画通り。アリバイがあるのに麻里さんに迷惑がかからないように、葛西さんは言わないのよね。彼も悲しいですね。そこへ葛西の弁護士として成瀬さんが入ってきます。正体がバレてるのにね。挑発的な表情だわ。取調べの後かな、廊下で成瀬さんに「何が目的だ？」と詰め寄る芹沢さん。興奮気味の芹沢さんに対して、成瀬さんはずっと優位な感じで平然と話しています。　「必死で証拠を見つけて下さい」って最後笑ってるし。

また取調室。弁護士モードの成瀬さんは冷静で素敵♪　葛西が黙ってるので一生懸命葛西にあれこれ訴える芹沢さんの一方で、ちょっと怖い笑みを浮かべて葛西を見る成瀬さん。芹沢さんもそれに気付いてましたけど、何も言えない感じ。どうにかしたいのにどうにもできなくて焦りばかりが募る感じ。

芹沢家で栄作と典良に葛西の件を説明する成瀬さん。 「犯人は他にいるはずです」と言った後のキョドった典良と、それを見る成瀬さんの顔がいいわ～。

葛西の送検が決まって落ち込んでる芹沢さんのところに、 「あきらめるんですか？」と成瀬さんがやってきます。言うだけ言って出て行こうとする成瀬さんを引き止めて、土下座する芹沢さん。　「葛西を助けてやりたい」という芹沢さんに、成瀬さんは「いいんですか？真実があなたの胸を貫くことになっても」と。芹沢さんを見下ろして淡々と話す成瀬さん、好きだわ。　「楽しみですね。あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか」というところもいいな～。横顔がキレイ♪

事務所に戻ると・・・しおりさんが部屋の前で待ってました。　「もうやめて下さい」と訴えるしおりさんに、　「あの頃の僕はもういないんです。」って言うときの成瀬さんの表情も声も言い方も、悲し過ぎる～。 「もう、止められないんだ」って吐き捨てるように行ってドアの中に入ってしまう成瀬さん。それ以上そこにいたら、泣き出しちゃいそうなくらいな気持ちを必死で押さえ込んでる感じで、こっちが泣き出しちゃいそうです。で、ドアの中で静かに涙を流すのね・・・。切ない・・。

最後で、典良のアリバイを大隅が上手くやった話とか、山野が典良の写真を持ってたりとか、芹沢が麻里さんと葛西の不倫に気がついたり・・・といろいろまとめて展開しましたね。で、成瀬さんはリビングで「もうすぐ、全て終わるよ・・・」と。

何か、９話ってこうやって見ると私的にツボなシーンがいっぱいある話だったのね。「美しき魔王」な感じの成瀬さんがとっても好きなので、途中リピしちゃって正味４５分なのに見るのに２時間以上かかっちゃった。台詞も印象的な台詞が多いですね。芹沢に殴られるところは表情から何からすごく好きなので、本当はもっとボコボコに殴ってもらいたかったくらいで・・・。私、「やられ萌え」の傾向があるみたいで、幼稚園の頃からウルトラマンがやられるのが好きだったり・・・年季入ってます！？　芹沢さんについては今回かなり上から目線な感じの成瀬さんでしたけど、しおりさんとはどんどん切ないことになっていきますね。

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