ダ・ヴィンチなんて今まで買ったこと無かったですけどね。もっと文学寄りなのかと思ったら、結構これは軽めの雑誌なんですね。芸能人いっぱい載ってるし。「本とコミックの情報マガジン」というキャッチコピーがついてますね。
★ダ・ヴィンチ
◎作家×嵐 W対談(p28)
【赤川次郎×相葉雅紀】
「三毛猫ホームズの推理」の原作者、赤川次郎先生と相葉さんの対談が2ページ。今回が初対面だそうです。相葉さん、かなり積極的にしゃべってる感じ。赤川先生曰く「相葉さんにはごくごく自然に演じていただければ一番いいと思います」と。「続ける」ということについての話で、相葉さんは、嵐という活動も含めてゴールというものが無いと。そう考えると、相葉さん曰く 「みんなに必要とされなくなった時が、ある意味でゴールってことなのかなと。だから僕としては、一日一日が主部という気持ちですね。」と。芸能界というところは、そういうところだよね、確かに。でも必要だと思ってる人がいるうちは、ず~っと続けてもらいたいなぁと思います。
【貴志祐介×大野智】
「鍵のかかった部屋」の原作者、貴志祐介先生と大野さんの対談が2ページ。榎本の人物像が原作とドラマではかなり変更されているということについて、貴志先生は、 「小説とドラマは別物ですから、『鍵のかかった部屋』に関していえば、基本のトリックの部分だけ大事にしてくだされば、他の部分が多少変わってくるのは問題ないと思っているんです。大野さんが演じる榎本は、視聴者に『この人にはまだ知らない部分があるんじゃないかな』って感じさせる、ミステリアスな雰囲気があるところがいいと思います。」と。最初、こんなに榎本が変わっちゃって原作者的には大丈夫なのかと思ったけど、好意的で良かったです。「ドラマ化が発表された途端、書店の店頭から本が消えるという現象が起きました」とインタビュアーさんが言っていて、貴志先生は「ドラマが始まる前の発表だけで、これほどの反響があるっていうのは、すごい影響力だと思いますね。」と。あのときに「鍵のかかった部屋」の文庫本とか帯付きのが出ていたら、も~っと売れたんじゃないかなぁって思うんだけどね。インタビューでは、大野さんの絵の話も多かったです。貴志先生は文章で表現する、大野さんは絵で表現するという感じで、いろいろ話されてました。貴志先生はキャラクターを書き分けるのに、できるだけいろんな人を見ているそうですが、 「大野さんのようなキャラクターは普段周りにいないので会いたくても会えない(笑)。だからすごい貴重な機会ですよ、これは。」とおっしゃってました。あと、 「小説で書ききれなかった部分を、ドラマで観たいなと思います。小説ではやはり謎解きが主なんで、恋愛部分をそんなに書けない。ドラマではそういう部分がかなり膨らんでくるんだろうなと楽しみにしてますね。青砥純子さんと進展するといいなと。」とも。大野さんは「どこまでいくんですかねぇ(笑)。」と言ってましたが(まぁ、本人もわからないよね、まだ)、貴志先生、視聴者として楽しみにしてる感じがあって、ちょっと藤子不二雄A先生を思い出しました。原作者の方が楽しみにしてくれるというのは嬉しいですね。同じページに、貴志先生の原作本と共に、大野さんの「FREESTYLE」も紹介されていました。そうそう、白のVネックシャツに黒いジャケット(ストライプ入り)の衣装がカッコ良かったです。袖も七分ぐらいになってるのがまた良いです。