で、TV誌とともに「別冊+act Vol.7」を買って来ました。西田征史さんの特集がお目当てです♪(最初「西田昌史」って何の疑いも無く書いてた・・・。雑誌見たら字が違うけど、この文字も知ってるぞ~と思ったら、アースシェイカーというバンドのVo.さんでした。そうそうマーシー。懐かしい~。結構このバンドの曲好きだったんだよね。)
★別冊+act. Vol.7
◎【特集】脚本家・西田征史の原作観(p80)
15,000字インタビューなので、とても紹介しきれませんが、今まで手がけた脚本についてのエピソードなどを語っています。
・今回のお話だからこそ出来るものって何だろう?っていうことを考えて。(中略)怪物くんだったら怪物くんのコレ!っていうものがあると思うんです。そこを毎回意識して書いているっていうのはありますね」
・(「怪物くん」など原作がある作品について、どんなところから脚本作りをスタートさせるかという質問で) 「怪物くん」に関しては、最初はもちろん原作を読みました。テレビドラマとして書く時に、全10話、11話となる訳なので、お話の起伏をどうしようかと考えましたね。原作は、子供に向けた読み切り作品なんです。でも連ドラとしては、そこに何か、成長が加わったりしないといけない。そのために、キャラクターの出発点を、もう少しワガママに振ってみようとか、いろんな事を考えました。
・(「魔王」は原作ドラマがありましたが、その場合はどこから着手するか?という質問で) やはりあのドラマは全部見ました。「魔王」は僕の初めての連ドラ作品だったので・・・これは、今回のこの取材のお話を頂いて考えてきたことなんですけど、僕が原作ものをやる上で重視していること、大事にしてるのは、その”原作のよさとファンを裏切らない”っていうことです。やらせてもらう以上、そのよさは残したいと思う。となると、原作の韓国版「魔王」は、元々がドラマだったので、既に映像向きのコンテンツです。だから、わざわざ何かをドラスティックに変えるつもりはなくて、まずは20話を超える長いドラマなので、それをコンパクトにすること。原作では、最初「犯人は誰だ?」から始まるんですけど、犯人は大野君(演じる成瀬)だというのを、最初に明らかにしてしまって。彼がどう復讐していくのかを見せる話にしようと、製作陣のみなさんとで決めました。そこが一番変えたところです。そこから、どう追い込むのかを楽しんでもらおうという風に、見せ方をちょっと変えて。コンパクトにするところはして、基本的には原作の持つよさをギュッと凝縮した、というアレンジの仕方だったと思います。
・(「映画 怪物くん」について) 難しかったのは、ドラマシリーズで”ゴール”したものをどう作るのか、ということ。自分なりにですが、ドラマシリーズで、怪物くんの”成長”を作ったつもりだったから。その上で、もう一回”ハチャメチャ”を起こさなきゃいけない訳です。だからといって、ドラマシリーズで学んだことを、完全にチャラにする訳にはいかない。また、デモキン、デモリーナのお話も、どうするのか?というのがありました。僕としては、映画化はありませんよね?っていう気持ちでいて、その返事としても「ないです」ということだったんです。で、ドラマで気持ちよく終わったなぁ!と思ってたら・・・「ありますよ」となって(笑)。「僕は終わらせたつもりだったんだけど・・・」というところから、「じゃあ映画でやれることはなんだ?」と探っていく作業は、大変でした。(「映画 怪物くん」については、まだあとこれの2倍ぐらい載ってました。)
◎【SPECIAL企画】脚本家・西田征史に聞いてみたいこと(p84)
黒木瞳さん、向井理さん、中村義洋監督、藤子藤子A先生、高橋正尚さん(「魔王」プロデューサー)、明石真弓さん(映画「ガチ☆ボーイ」プロデューサー)、桂正和さん(「TIGER&BUMMY」キャラクター原案)、佐藤隆太さんからの質問に、西田さんが答えています。見開き2ページです。高橋Pからの質問に答える中で出てたのですが、奥様は宝塚の大ファンなんだとか。あと、わざと台詞に”てにをは”を抜いたりというような、「わざと」書いてあることを、実際にドラマになると戻されていたりしてちょっとショックということもあるとか。
◎西田征史 ”モノ書き”全作品リスト(p86)
1ページに19作品載っていました。先のインタビューではこれらについていろいろ語られていました。
西田さんの「原作のよさとファンを裏切らない」っていうのは嬉しいなぁと思いました。「鍵のかかった部屋」は西田さんじゃないけど、原作のよさとファンのツボを押さえてくれてるといいなぁ。「魔王」は主人公が亡くなっちゃったから続編は無理だけど、エピソード0とか隙間の話とか、この際小説でも良いので見たいなぁ。今もしそういうのを大野さんがドラマでやったら、どんな成瀬になるんだろう? で、ペラペラめくってたら、思いがけずバックナンバーのページで黒猫智くんに遭遇してしまいました❤ いや~、あの時は衝撃でしたね。書店から黒猫がすぐに消えちゃったし。雑誌祭りなのに、書店で大野さんが並んでる図がなかなか見られませんでしたよね。 今度は大野さんのドラマがあるから、+act mini来るといいなぁ?