「若冲ミラクルワールド 第1回」 色と光の魔術師”奇跡の黄金”の秘密に迫る
プロローグ番組は大野さんのファンにサービスしてくれたかな?って感じでしたけど、本編は若冲の絵が主役だから、技法とかの分析がメインでしたね(当たり前だ)。かなりNHKらしい高尚な感じで、ちょっと堅苦しい雰囲気もあって「とっても力の入った美術番組」になってました。が、そこで「タツノオトシゴ」とか、大野さんの絵も紹介してくれたのが嬉しかったなぁ。今日は「裏彩色」とか「金色の秘密」がメインテーマでした。同じように描いてみて再現してるのもすごいと思ったけど、あれを最初にやったというのがすごいよねぇ。
しかし、さすがNHKというか、皇室の「動植綵絵」を全部紹介なんてことができたり、高級な機材を使ったり、「こうやって描かれました」という謎解き(?)もあったり、若冲ファンにはとっても興味深い番組だったのではないかしら。大野さんはところどころに出てきて、私みたいな素人と若冲の絵の橋渡しをしてくれてる感じがしました。研究者達が難しい話をしてる中で、大野さんがちょっと一般人みたいなテンションで「すげ~」とか言ってくれるんで、一緒に「すげ~」とか思っちゃうし。
大野さんのファンとしては、やっぱりお目目キラキラで絵を見てたり、拡大する機械で大きくしたりしてひたすらうるうるお目目で感嘆してるのを見てるのが嬉しかったです。こんな機械で若冲の絵を見れたら、本当に寝不足になっちゃうでしょうね。大野さん、ず~っと見てるんじゃないかなぁ。ひたすら「すっげ~」って言ってた大野さんですけど、ちょっと描く側の視点も入ってたりするところが「描く人」なんだなぁって思いました。
ナレーターも大野さんだったら良かったのにな~って思ったけど、自分で自分の絵の紹介するっていうのも変かもですね。ナレーターとしては中谷さんが上手いだろうし。言葉がとても聞き取りやすかったし、自然な感じでした。たぶん、ゆっくり話すのが良いんだと思うけど、私にとってはちょっとスローペースすぎたなぁ。大野さんの声ならゆっくりだろうが何だろうが、ず~っと聞いていたいと思うんだけどね。
明日は第2回ですね。「群鶏図」が出てくると思うので楽しみ。鶏さん&大野さんも出てくるかなぁ?